NVIDIA GeForce GTXシリーズは消滅。GTX 1650やGTX 1630などのGTX 1600シリーズが2024年第1四半期中に生産終了へ。後継はGeForce RTX 3050 6GB?
NVIDIAのGTXブランドについては2005年に登場したGeForce 7シリーズから登場した登場したブランド名で当時はグラフィックカードのモデルの末尾に、例えばGeForce 7800 GTXの様に付けられていました。それから3年後の2008年に登場したGeForce 200シリーズでは現行モデルと同じGeForce GTXと言う形に変更され、それからGeForce RTXブランドが登場するまで主流のブランドでした。
According to reports, starting from the first quarter (Q1), NVIDIA will completely cease the full-scale production of the GTX16 series GPUs. This means that from Q1 onward, NV GTX16 series GPUs may no longer be supplied to AIC brand manufacturers.
If NV indeed discontinues the entire production line of the GTX16 series, it will not only involve the already discontinued GTX1660S but also include the two lower-end logistics models, GTX1650 and GTX1630. At that point, there won’t be any product models to temporarily fill the gap in this price range.
提示信息 – 博板堂 – (boardchannels.com.cn)
現在販売されている唯一のGeForce GTXシリーズはGeForce GTX 1650、GTX 1630の2モデルですが、このGeForce GTX 1600シリーズについて2024年第1四半期中に生産を終了させる見通しであることが中国の博板堂から明らかになりました。
このGeForce GTX 1600シリーズはレイトレーシングやDLSSなどに対応する上位モデルのGeForce RTX 2000シリーズに対して、最新技術には対応しないがコストパフォーマンスに優れるモデルとして登場しました。ただ、内蔵されるGPUはRTX 2000シリーズで採用されているTuringアーキテクチャーを基にエントリー向けにレイトレーシング機能やTensorコアを無効化したGPUが内蔵されており、性能は低めではあるもののGTX 1650などは動作が軽いゲームをプレイするには十分な性能を有しています。また、価格も安かった事から2022年末から2023年8月頃までのSteamハードウェアサーベイにおいてはグラフィックカードの使用率1位を記録するなど人気が高いグラフィックカードでした。
しかし、GeForce GTX 1650も発売は2019年と間もなく4年が経過し人気が落ち始めている他、性能面ではIntelやAMDが発売するCPU内蔵グラフィックスと同等レベルとなっているためNVIDIAとしては生産を取りやめる事を決定したようです。
このGeForce GTX 1600シリーズは冒頭で記載の通り唯一のGeForce GTXブランドであり、このモデルの生産終了と共にGeForce GTXブランドは消滅し、コンシューマー向けグラフィックカードはGeForce RTXシリーズに統一される事になります。
なお、NVIDIAではこのGeForce GTX 1650などのGTX 1600シリーズの後継として現行のGeForce RTX 3050 8GBに対してCUDAコアやメモリー容量を削減したGeForce RTX 3050 6GB版の投入を2024年1月より行う見込みになっています。そのため、2024年以降にNVIDIAのエントリー向けグラフィックカードが欲しい場合はGeForce RTX 3050 6GBが最廉価グラフィックカードになると見られています。
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