NVIDIA GeForce RTX 4060 Tiの供給量が激減。今後値上がりする可能性も
NVIDIAのGeForce RTX 4060 Tiは2023年5月ごろに発売されたグラフィックカードですが、発売当初は高すぎる価格から人気が低いグラフィックカードでもありました。しかし、ここ最近は8GBモデルであれば価格が5万円から6万円超えない程度での入手が可能で、ミドルレンジモデルとして存在感が増してきていますが、今後数か月以内に在庫が不足し、値上がりする可能性が出てきている様です。
中国の半導体関係のリークなどが扱われる博板堂で有名なリーカーによると、ここ最近GeForce RTX 4060 Tiに搭載されているAD106 GPUの供給が大きく滞っており、8GBおよび16GB共に2024年4月第2週辺りから各社AIBが出荷するGeForce RTX 4060 Tiが大きく減少しているとのことです。この減少の幅は非常に大きく、ASUSやMSI、GIGABYTEなど大手AIBも大きな影響を受けており、出荷量は1回あたり50個のみと出荷できていないに等しい状況になっています。
この大幅減産の理由などは明らかにされていませんが、AD106 GPUを搭載するRTX 4060 Tiのみ減産が報告されているため、この特定のGPUで何かしらの不具合があった可能性がありそうです。
この減産がいつまで続くかは不明ですが、GeForce RTX 4060 Tiは8GBモデルの人気は比較的高く、価格.comのラインキングでも上位に喰いこんでいるモデルは多くあります。そのため、今後この減産状態が月単位など長く続く様であれば在庫不足に伴う値上げなども考えられるため、今後の動向に注視しておいた方が良いかもしれません。
NVIDIA GeForce RTX 4060 Tiは現時点では最安値だと5.5万円で入手できるので、コストパフォーマンスは比較的高く、直近でミドルレンジグラフィックカードの購入を検討している人は、ゴールデンウイークでセールなども活発に行われるため早めに買ってしまったほうが良いかもしれません。
特に、このRTX 4060 Tiは既に値段が発売当初の7万円から大きく下がり、これよりも大きく値段が下がる事は考えにくいです。また、為替レートも円安が進行している事も考慮すると迷っているなら買いと個人的には思います。
補足情報
NVIDIA GeForce RTX 4060 Tiは2023年5月24日に発売されたGeForce RTX 4000シリーズのミドルレンジグラフィックカードで、発売当初は最安値が67,800円と言う高い価格帯であることから世界的に販売不振に陥っていました。しかし、そこから値下げが行われ、現在は比較的人気があるグラフィックカードになっています。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売日 |
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GPU | NVIDIA | GeForce RTX 4060 Ti | 2023年5月24日 |
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