GeForce RTX 5060 Ti と RTX 5060 が正式発表。RTX 5060 が55,800円と高めに

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GeForce RTX 5060 Ti と RTX 5060 が正式発表。RTX 5060 が55,800円と高めに

NVIDIAは2025年4月15日にGeForce RTX 5000シリーズのミドルレンジモデルとして投入されるGeForce RTX 5060 TiとRTX 5060の2モデルを正式発表しました。

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モデル
GeForce RTX 5060 TiGeForce RTX 4060 Ti
内蔵GPUGB206AD106
クラスミドルレンジミドルレンジ
CUDAコア数4,6084,352
ベース クロック2.41 GHz2.31 GHz
ブースト クロック2.57 GHz2.54 GHz
VRAM仕様28 Gbps GDDR718 Gbps GDDR6
VRAM容量8GB / 16GB8GB / 16GB
バス幅128-bit128-bit
帯域幅448 GB/s288 GB/s
TDP180W165W

上位モデルのRTX 5060 TiはVRAM容量が8GBと16GBの2つのバリエーションが用意されますが、VRAM容量以外のスペックは同等で、CUDAコアは4608コア備え、動作クロックは最大2.57 GHzで動作し、TDPは180Wになっています。また、メモリ仕様は28Gbps動作のGDDR7を128-bitで搭載されることで448 GB/sの帯域幅を持ちます。

この仕様は先代のRTX 4060 Tiに対してコア数は6%増、動作クロックは0.03 GHz増とGPUコア周りはあまり大きなスペックアップは図られていません。しかし、メモリをGDDR7へ変更したことで帯域幅は288 GB/sから1.6倍の448 GB/sに大幅向上しています。

これらの変更を加えることでNVIDIAによるとRTX 4060 Tiに対して最大20%の性能向上が見られるとのことですが、NVIDIAが示すゲーミング性能のグラフではレイトレーシングのみ使用するタイトルでは15%近い向上しか記録できていません。ただ、このあたりは4月16日本日22:00に解禁されるレビューで詳細が明らかになると見られています。

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グラフィックスカード
モデル
GeForce RTX 5060GeForce RTX 4060
内蔵GPUGB206AD107 GPU
クラスミドルレンジミドルレンジ
CUDAコア数3,8403,072
ベース クロック2.28 GHz1.83 GHz
ブースト クロック2.50 GHz2.46 GHz
VRAM仕様28 Gbps GDDR717 Gbps GDDR6
VRAM容量8GB8GB
バス幅128-bit128-bit
帯域幅448 GB/s272 GB/s
TDP145W115W

下位モデルのGeForce RTX 5060では3840コアのCUDAコアを備え、動作クロックは最大2.5 GHz、メモリーはRTX 5060 Tiと同じく128-bitで接続される28GbpsのGDDR7を8GB搭載することで448 GB/sの帯域幅を実現しています。この仕様は先代のRTX 4060に対してCUDAコアは25%増、帯域幅は1.65倍と大幅なスペックアップが図られており、このレベルのスペックアップはRTX 5000シリーズの中ではRTX 5090の次に位置します。

性能はレイトレーシングのみを活用しているバイオハザード4の結果がRTX 4060に対して25%ほど向上しているように見え、先代のRTX 4060 Tiに迫るような性能がRTX 5060では期待できそうです。

RTX 5060 Tiは8GBモデルが7万円、RTX 5060は5.6万円からだが実売価格はもっと高価になる可能性大

肝心な発売日と価格ですが、上位モデルのGeForce RTX 5060 Tiは4月16日22:00より発売される予定ですが、在庫が潤沢に用意されない可能性もあることから日本では抽選販売が行われる可能性が高く、実際に商品を手にできるのは4月17日以降になる可能性が高いです。

価格はRTX 5060 Ti 8GBモデルが69,800円であることが明らかにされている一方で、16GBモデルは価格が明らかにされていません。RTX 5060 Ti 8GBで設定されている為替レートから計算すると78,800円から79,800円の間ぐらいになると見られています。

なお、先代のRTX 4060 Tiでは8GBモデルが67,800円から、16GBモデルが88,800円だったことから8GBモデルは2000円しか価格が上がっていないほか、16GBモデルに関しては1万円程度安く設定されるなどパフォーマンス向上を加味するとコストパフォーマンスはかなり高いと言えます。ただ、注意点がこれはNVIDIAが設定しているメーカー希望小売価格(MSRP)と言うことです。先に発売されたRTX 5000シリーズはすべてのモデルでMSRPで販売されたモデルは皆無で、実際の販売価格はMSRPより1万円以上高価と言うケースがほとんどであったため、RTX 5060 Tiも8GBモデルが7万円後半、16GBモデルが9万円に迫るぐらいになるかもしれません。

下位モデルのGeForce RTX 5060は発売日は5月としか記載がなく、具体的な日付は不明です。ただ、過去のリークでは5月中旬に発売されると言われていたため、5月14日ぐらいが有力かもしれません。価格は55,800円からとなっていますが、こちらもMSRPで販売されることは稀と言え、実売価格は6万円後半ぐらいになると考えられます。

RTX 4060ではMSRPが52,800円、発売日時点の最安値モデルが49,800円で設定されていたため、RTX 5060では値上げされているため、RTX 4060を上回るだけのコストパフォーマンスを発揮できるのか発売前のリークやレビューなどでどのような結果が出るのか注目が集まりそうです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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