NVIDIAがGeForce RTX 4070の生産を一時停止。価格を維持するためか?

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NVIDIA GeForce RTX 4070についてはRTX 4000シリーズとして満を持して登場したメインストリーム向けモデルとなっていますが、性能の割に価格が高い事が理由で売れ行きは芳しくなく、発売1週間程度で値下げに関するリークも出ていますが、売れていない事から一時的に生産停止が行われる見通しのようです。

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NVIDIA GeForce RTX 4070が期待外れの売れ行きから一時的に生産停止に。供給制限で価格を強制的に維持する方針に?

RTX 4070 销量不佳,英伟达考虑限量供应以稳定显卡售价 – IT之家

NVIDIAのGeForce RTX 4070は北米では$599、日本円では99,800円で2023年4月13日から発売が開始されましたが、新世代グラフィックスカードにもかかわらずGeForce RTX 3080並みの性能で同じ価格と言うコストパフォーマンスの悪さから、発売日は最安値モデルでさえも売り切れず、果てには発売から1週間程度でAIBに対して$50、日本円で約8000円の返金を行う事で値下げを要請するなど、悲惨な販売状況が漏れ伝わってきていますが、どうやらNVIDIAでは想定を下回っている事から生産を一時的に取りやめる可能性が出ているようです。

中国の半導体製品やPC系パーツの関係者が集まる掲示板、Chinese Board Channelsによると、NVIDIAがAIB各社に対してRTX 4070の供給を1ヵ月ほど停止する事をアナウンスしたとのことです。つまり、NVIDIAはRTX 4070の生産を発売からたったの1週間で一時的に停止する事となるようです。

NVIDIAが減産に踏み切る理由としては、販売状況が芳しくない事が挙げられますが、最大の理由は在庫が積み上がる事で販売価格の崩壊を防ぐ事が目的のようで、RTX 4070の供給を一時的に制限する事でNVIDIA自身やAIB、代理店、販売店側への収益インパクトを最小限に喰いとめる狙いがあるようです。

併せて、NVIDIAではこの目的に沿うように代理店などに対して在庫状況を確認した上で注文を徹底するとともに、販売価格を引き下げない事も要請しているようです。

NVIDIA GeForce RTX 4070が販売不振。価格を約8,000円値下げする可能性

GeForce RTX 4070についてはAIBに対して約8000円の返金を実施する事で販売好転に繋げるという話が2日前に出ていましたが、AIB各社がGeForce RTX 4060 Tiの発売も控えている他、ただでさえ利益が薄いRTX 4070の更なる値下げには積極的では無いことから、価格引き下げで販売増を狙うより価格維持で収益性を狙う方針に転換した可能性がありそうです。

NVIDIA GeForce RTX 4070がここまで売れない理由としては、パフォーマンスの低さの割に価格が高すぎるコストパフォーマンスの悪さに原因があるのですが、3DCenterが今まで登場した70系GPUに対して、今回のRTX 4070の異常さが分かるグラフを掲載しています。

GeForce 700シリーズ以降、アッパーミドルレンジ向けモデルである70系GPUについては、前世代のハイエンドモデルを超える性能となっていました。特に、GeForce GTX 1070では前世代のハイエンドモデルであるGTX 980を32.6%、GeForce RTX 3070では前世代のGeForce RTX 2080 Superを15%上回るなど大きな性能向上が見られていました。

『RTX3070と同等』RTX 2080 Tiを買った人の涙目感想まとめ

直近では2020年に発表されたGeForce RTX 3070は衝撃が凄まじく、$1199(16万円)以上するRTX 2080 Ti並みの性能がたったの$499(約7万円)で手に入るという事で発表時はお祭り騒ぎでした。

しかし、2023年発売のRTX 4070では前世代のRTX 3080に対して性能差はたったの2%となっています。

価格面でも、70系GPUに関してはGTX 970以来、RTX 2070まで値上がりは続いていましたが、上述の通り性能が大きく引き上げられ、性能は前世代の80系GPUを超える事からコストパフォーマンスに優れる存在として人気でした。しかし、RTX 4070については前世代のRTX 3080に対して性能差がほぼ無いにもかかわらず、$100の値上げを行ったことから見向きもされないという事態になっています。

NVIDIAとしては、『DLSS 3.0を使えばRTX 3080を大きく超える性能を発揮できる』とアピールをしていますが、DLSS 3.0に対応するゲームが少ない他、DLSSはあくまで補助的な機能の1つでDLSSに魅力を感じているというユーザーは少ないと言うのが販売状況を見ると言えそうです。


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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (7件)

  • 元気に明るく笑顔で、
    お腹の底から叫びます
    ザマァw (=^▽^)σ

    • そもそも、売れると思ってたのかよ。

      客舐めすぎじゃね?

  • 価格を下げて量産した方が儲かるんじゃないんですかね?
    TSMCの生産キャパを予約しているんじゃなかった?
    ここでRADEONが存在感を示せるとおもしろかったんですがねえ!
    まあ、待つだけですねw

  • Nvidiaは2023年にもなって未だに消費者が高価格低性能GPUを買ってくれるおとぎの国のアリスに囚われてるのか・・・
    現実を受け入れろよ・・・

  • 4090と客層が違うのに減産で価格を維持できると思っているのか

  • 3080と同等どころか4Kでは明確に劣っている
    フルHDなら4070はいらない
    電力効率以外取り柄がない

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