NVIDIAでは現行のGeForce RTX 3080やRTX 3070 Ti、そしてRTX 2060のVRAM容量を強化したモデルを近々投入する予定としていますが、強化版にあたるGeForce RTX 2060 12GB版、RTX 3080 12GB版、RTX 3070 Ti 16GB版の発表日及び発売日に関する詳細情報が出現しました。
VRAMを強化したGeForce RTX 2060とRTX 3070 Ti、RTX 3080が登場へ
NVIDIAではGeForce RTX 2060やRTX 3070 Ti、RTX 3080についてVRAM容量を増やした強化版モデルの発売を予定していると過去に何度かリーク情報が出現していましたが、これら3モデルについて具体的な発表日と発売日が判明しました。
11.1 update:
1. 2060 12G —12/7 on-shelf。
2.3070Ti 16G、3080/12G —12/17 PPT發佈, 2022/1/11 正式開賣。— hongxing2020 (@hongxing2020) November 1, 2021
GeForce RTX 2060 12GB版は12月7日に
GeForce RTX 2060 12GB版については9月上旬ごろにVideocardzが独自に入手したソースより存在が判明しており、動作クロックやCUDAコアの数については現行のRTX 2060と同様であるものの、VRAM容量のみを2倍に増やしたモデルとして登場し、GTX 1660より上位のエントリーモデルとしてラインアップされる事が判明しています。
VRAMを倍増したGeForce RTX 2060が2022年初旬に登場
この当時は生産開始が2021年末までに、発売は2022年1月中に予定されているとの事でしたが、最新のリーク情報によると2021年12月7日に発表と同時に発売が行われるとの事です。なお、メーカー希望小売価格などについてはまだリークは出ていませんが、IntelのArc AlchemistやAMD Radeon RX 6600に対抗するために$300台で登場する可能性があるとの事です。(日本円だと48,000円ぐらい・・・)
GeForce RTX 2060 12GB版は実売300ドルで販売へ。RTX 3050は中止に?
RTX 3000系強化版は2021年12月7日発表。発売は22年1月11日。RTX 2060 12GB版は12月7日発売に
GeForce RTX 3000シリーズの強化版に当たるRTX 3070 Tiの16GB版およびRTX 3080の12GB版については、12月7日に発表が行われ、発売は2022年1月11日に行われるとの事。
この2モデルについては発表、発売がCES2022の開催時期でもある2022年1月になると見られていましたが、最新のリークでは発表が前倒しされた格好となっています。
GeForce RTX 3080がVRAM 12GBに強化。こちらも2022年1月に登場へ
RTX 3070 Ti 16GB版については動作クロックやCUDAコアの数などに手は付けられず、単純にメモリーモジュールの容量を1GBから2GB品に換装しただけになると見られており、バス幅にも変更は無い見込みです。
一方でRTX 3080の12GB版についてはこちらも動作クロックやCUDAコアの数は現行の据え置きになると見られていますが、メモリーモジュールが2つ追加されるため、バス幅が320bitから384bitに引き上げられると見られています。この変更により現行とメモリー速度が同等であれば帯域幅は向上する可能性がありますが、逆にコストダウンのために、メモリー速度が落とされる可能性もあり、帯域幅自体には変更が無い可能性もあります。
GeForce RTX 3080がVRAM 12GBに強化。こちらも2022年1月に登場へ
CES2022ではモバイル向けRTX 3080 Tiやデスクトップ向けRTX 3090 Tiの発表に注力?
RTX 2060 12GB版やRTX 3070 Ti 16GB版などについてはCES2022にて発表が行われると見られていました。しかし、今回の情報が正しければCES2022では現行のRTX 3000シリーズの強化版については発表されず、モバイル向けでGA103 GPUを新たに搭載するGeForce RTX 3080 Tiやデスクトップ向けのGA102 GPUをフル活用するGeForce RTX 3090 Tiなどが主に発表されると見られています。
Zen5の高効率コアにはZen 4D (Dense)を搭載。最大16コアになる模様
GeForce RTX 2060 12GB版が12月7日発表・発売ということで予想以上に早く発売が行われるようです。恐らくNVIDIAとしては、IntelがArc Alchemist、AMDがRadeon RX 6500などエントリーモデルを投入する前に店頭販売を開始し、先に3~4万円台のグラフィックカードを求めるユーザーのシェアを取ってしま王という戦略かもしれません。
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