サムスンの未発表スマートフォン「Galaxy S26 FE」が安全認証を通過し、有線充電が45Wに対応することが明らかになりました。この出力は前モデルのGalaxy S25 FEから据え置かれています。
Galaxy S26 FEは45W充電で据え置き。認証取得で発売準備は最終段階へ
サムスンはGalaxy Sシリーズの廉価版にあたるFEシリーズを例年秋に投入しており、現行のGalaxy S25 FEは上位機に近い画面や電池を備えながら価格を抑えた構成で販売されています。後継となるGalaxy S26 FEについてサムスンはまだ何も発表していませんが、6月にはワイヤレス充電の認証に型番SM-S741が登録されるなど、投入に向けた動きが表面化していました。
今回、UL Demkoの安全認証にサムスンを製造者とするSM-S741系の型番6種が新たに登録され、過去の登録情報から、このうちSM-S741UがGalaxy S26 FEに対応するモデルであることが分かりました。認証に記載された充電レーティングは15.0V/3.0Aまたは10.0V/4.5Aで、いずれも45W相当となるため、Galaxy S25 FEが採用していた有線45W充電がそのまま引き継がれることになります。
中身はExynos 2500と8GBメモリ。Galaxy S26との差は開く

Geekbenchにも同じSM-S741Uが登録されており、OSはAndroid 17、メモリは8GBで、10コア構成のExynos 2500を搭載することが明らかになっています。スコアはシングルコア2,426、マルチコア8,004が記録されています。このExynos 2500は、Galaxy S25では歩留まりの低さを理由に搭載が見送られた経緯を持つチップで、Galaxy Sの名を冠する端末に載るのは今回が事実上初となります。
なお、2026年2月に発表された上位のGalaxy S26はメモリが12GBで、チップもExynos 2600とSnapdragon 8 Elite Gen 5の二本立てとなっており、Exynos 2600はシングルコアが3000ポイント台、マルチコアが10,000ポイントとなっているため、Exynos 2500の方が約20%劣る計算になります。
据え置きの背景はメモリ価格。値上げ圧力を仕様で吸収
8GBというメモリ容量は、性能の上積みよりも価格帯の維持を優先した結果とみられます。サムスンのメモリ契約価格は2026年第2四半期に前四半期比で約30%引き上げられ、2025年比で2.6倍の水準に達しており、社内でもスマートフォン部門が自社メモリの長期契約を断られたほど調達コストの逼迫は深刻です。この状況で12GBへの増量や最新SoCの採用に踏み切ればその分が販売価格に跳ね返るため、仕様の据え置きは性能の手抜きではなく、FEの価格帯を守るためのコスト吸収策といえます。
認証が出そろったことで、発表は例年FEシリーズが投入されてきた秋口が有力です。一方で価格はメモリ高騰のコストを転嫁するか、Galaxy S25 FEの649.99ドルを維持するのかが今後注目されるポイントとなりそうです。


