サムスンExynos 2500は8コアと10コア版が存在。P-Coreのみで構成される可能性も
サムスンでは次期GalaxyであるGalaxy S25シリーズに向けて自社開発プロセッサのExynos 2500の開発を進めていますが、どうやらこのExynos 2500では現在8コア版と10コア版の2つのバージョンが開発中であることがリークされました。
Exynos 2500-A : Octa Cores
— Connor/콘어/コナー (@OreXda) April 4, 2024
Exynos 2500-B : Deca Cores
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リーカーによると、サムスンはExynos 2500についてタブレットやノートPCなど大型製品に搭載を想定したモデルとスマートフォン向けモデルの2つを準備しており、大型製品向けモデルには合計10コア搭載し、スマートフォン向けモデルは8コア搭載する計画であることを明らかにしています。
この2つのプロセッサの具体的なコア仕様などは不明ですが、現行のスマートフォン向けExynos 2400ではPrimeコアを1コア、P-Core 5コア、E-Core 4コアの合計10コアを搭載しているため、スマートフォン向けExynos 2500が8コアになるとコア数が少なくなります。
ただ、Exynos 2500はMediaTekのDimensity 9300と同じくPrimeコアとP-Coreをそれぞれ4コア搭載する可能性があると過去にはリークされており、コア数が減っても性能は大きく向上すると考えられます。
ExynosについてはGalaxy S24シリーズに搭載されているExynos 2400から性能が大きく上がっているため、Exynos 2500でプライムコアとP-Coreそれぞれ4コアずつ搭載となれば少なくともDimensity 9300並みか上回るぐらいの性能は期待でき、今まで悪かった評判を取り戻すことができるかもしれません。
ただ、プライムコアとP-Coreをそれぞれ4コア搭載となると消費電力と発熱面では不利になりますので、この辺りを上手く回避しないとExynos 2400で取り戻しつつある評判をまた失う事になります。ですので、Snapdragon 8 Gen 4やDimensity 9400を超えようと無理して爆熱と言うオチだけは回避する様にしてほしいですね。
OreXda | X (Twitter)
補足情報
サムスンのExynos 2500は同社のスマートフォンであるGalaxy向けに搭載されるプロセッサで、製造プロセスは同社の3nm GAAが利用されると見られています。性能についてはCPU、GPU共にSnapdragon 8 Gen 3を超えており、同時期に投入されるSnapdragon 8 Gen 4に対してどれだけ性能面で迫れるか注目されています。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
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スマートフォン向けSoC | サムスン | Exynos 2500 | 2024年末以降 |
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