MediaTekのDimensity 9300のベンチマークが登場。Apple A17 Proに迫る性能を記録
MediaTekではまもなく最新鋭のSoCであるDimensity 9300を発表する予定ですが、今回一足先にこのDimensity 9300のGeekbench 6ベンチマークが登場しました。
Dimensity 9300は合計8コアを搭載し、プライムコアの1コアが3.25 GHz、動作クロックが異なるP-Coreが7コアと言う構成になっており、他のSoCで見られるE-Coreの搭載は行われていません。このSoCはOPPO Find X7のものと見られるベンチマークで計測が行われています。
ベンチマークの結果としては、シングルコアが2139pt、マルチコアが7110ptを記録しています。
このスコアについてはシングルコアはAppleの最上位SoCのApple A17 Proに対して36.3%ほど劣る性能にはなっていますが、マルチコアでは1.7%劣るに留まっています。
Dimensity 9300の製造プロセスはTSMC 4nmに留まるという事で、同時期に登場が予定されているQualcommのSnapdragon 8 Gen 3と並ぶ性能になると見られており、Androidのハイエンドスマートフォンについては多くのモデルがiPhone 15 Proに並ぶ性能になると言えそうですので2023年から2024年に登場するスマートフォンの性能についてはかなり期待できると言えそうです。一方で、Dimensity 9300もSnapdragon 8 Gen 3も発熱や消費電力面で課題があると過去には言われていますので、この点が解決されているのかも注目に値すると言えそうです。
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