Intel Core i9-14900KSの動作クロックや消費電力に関する情報がリーク。消費電力は最大400Wに
Intelでは2024年のどこかで第14世代デスクトップ向けCPUのRaptor Lake Refreshラインアップの中の最上位モデルとなるCore i9-14900KSの投入を計画しています。このモデルは、先代のCore i9-13900KSと同じくコア構成はCore i9の最上位モデルと同じですが、定格状態での動作クロックをさらに200 MHz程度向上させた特別モデルで、液体窒素を用いてオーバークロックの世界一を競うようなエクストリームオーバークロッカーなど限られた人向けのモデルになっています。
今回、そんなCore i9-14900KSの動作クロックなど詳細仕様のほか、電力制限を取り払った状態での消費電力量についてリーク情報が明らかになりました。
ソース:OCBASE/OCCT CPU Benchmark – Multiple Threads – Avx
Core i9-14900KSの情報はOCCTベンチマークの結果として掲載されており、この中には詳細なCPU仕様も明らかにされています。ただ、仕様は冒頭で記載した通りCore i9の最上位モデルをベースとしており、コア構成などはCore i9-14900Kと全く同じです。しかし、動作クロックについてはブースト時が6.2 GHzとCore i9-14900Kより200 MHz高速化されています。これに伴い、TDPはCore i9-14900Kの125Wから150Wに引き上げられていますが、こちらもCore i9-13900KSと同じで驚くべき仕様ではありません。
このCore i9-14900KSはデフォルト状態、つまり電力制限を設けた状態では253Wに抑えられますが、この電力制限を取り払うと最大410W、平均330Wに達するなど、GeForce RTX 4080をも超えるような消費電力をCPU単体で記録しています。また、先代のCore i9-13900KSは最大390W程度でしたが、その記録も動作クロックが引き上げられた分、上がってしまっています。
このCore i9-14900KSについては2024年3月末までに登場すると考えられますが、電力制限が無い状態では消費電力が非常に高いためもし購入を検討している人はCPUクーラーの水冷化はMUSTと言える仕様です。もし電力制限を外さない運用で考えているのであれば、Core i9-14900Kで十分ですので、この製品に手を出したところで無駄金を払うことになりますので注意が必要です。
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