Intel Core i9-14900Kのゲーミング性能が判明。Ryzen 9 7950X3Dに対して平均2%上回るも価格は約20%高い

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Intel Raptor Lake Refreshの最上位モデル『Core i9-14900K』のゲーミング性能が判明。Ryzen 9 7950X3Dに対して平均2%上回る性能も価格は約20%高価に・・・

Intelでは2023年10月中頃に第14世代デスクトップ向けCPUであるRaptor Lake Refreshの発売を計画しています。このRaptor Lake Refreshは名前の通り、2022年に発売されたRaptor Lakeのリフレッシュ版にあたり、ハイエンドモデルのCore i7-14700KではE-Coreのコア数が増えていますが、それ以外のモデルでは動作クロックが200 MHz程度向上するに留まるなど変更が少ない世代になっています。

今回、そんなRaptor Lake Refreshの最上位モデルにあたるCore i9-14900Kのゲーミング性能をIntelが計測した結果が発売を前にして明らかになりましたが、動作クロックの向上幅の通りあまり大きな変化が無いような結果になっています。

このスライドはHXL氏が入手し公開している画像になっています。このスライドではCore i9-14900KとAMD Ryzen 9 7950X3Dを合計25タイトルのゲームで比較を行っています。

結果としては、Total War Warhammer 3、Starfield、Metro Exodusなどでは20%を上回るパフォーマンスを記録していますが、25タイトル中でCore i9-14900KがRyzen 9 7950X3Dを上回れたのは9タイトルのみで、平均では約2%上回る程度に留まっています。

Core i9-14900Kの価格は13万円台。Ryzen 9 7950X3Dより約20%高価に

Raptor Lake Refreshは冒頭で紹介した通り、リフレッシュモデルであるためあまり大きな性能差が見られないのは想定通りと言えますが問題は価格です。

Core i9-14900KについてはRyzen 9 7950X3Dに対して平均2%程度の差しかゲーミングにおいては見せていませんが、価格については発売日時点の価格は131,760円になると見られています。ライバルとして比較されていたRyzen 9 7950X3Dについては定価で110,760円となっており、Core i9-14900Kの方が18%ほど高価になっています。さらに、Ryzen 9 7950X3Dよりゲーミングだけに焦点を当てるとRyzen 7 7800X3DもRyzen 9 7950X3Dと同等レベルの性能を出せています。そんなRyzen 7 7800X3Dは73,378円で販売されており、Core i9-14900Kと比べると1.8倍、同等のクラスになるCore i7-14700Kに対しても1.3倍と価格がかなり高くなっているため、少なくとも日本においては競争力は皆無と言えそうです。

もし、ゲーミングPCなどの構築を考えているのであれば性能の向上幅は非常に小さいため、第13世代デスクトップ向けCPUであるRaptor Lake系を買っても特に問題無いと言えます。特にRaptor Lake系についてはかなり安価になっており、Core i7-13700KFでも6万円台、Core i5-13600KFであれば4.5万円台で購入が出来てしまいます。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 14900Kは109800円みたいで、7950X3Dの価格のアドバンテージはないですね。AMDはマザーボードが高く、一方Intelはかなり安価な600番台のZシリーズマザーが使えかつDDR4マザーも選べるのでトータルでいえばAMDよりもかなり安く高性能なPCが組めると思います。
    コスパは今のところAMDはIntelに完全に負けてると思いますね。

  • 7800X3Dの方が安価に組める上で7950X3Dとの比較なのでお察し。

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