Intel Core i7-14700Kのベンチマークが再び登場。ゲーミング性能は先代Core i7-13700Kより4.7%向上も消費電力は300Wを記録・・・
Intelでは2022年に発売された第13世代デスクトップ向けCPUであるRaptor Lake-Sの後継モデルである第14世代デスクトップ向けCPUのRaptor Lake Refreshを2023年10月を目処に発売する計画としています。このRaptor Lake Refreshでは名前の通り、先代のRaptor Lake-Sのリフレッシュモデルで大幅な変更は加えられない見通しで、主に動作クロックの向上とCore i7-14700Kでは新しい8P+12E構成のCPUが新たに投入されます。
今回、中国のBilibili上で新たに追加されるCPU構成である8P+12EのCore i7-14700KのES品を入手したユーザーが様々なベンチマークそして、ゲーミング性能そして消費電力などを計測した結果を明らかにしています。
Core i7-14700Kは8P+12Eの合計20コア、28スレッド構成となっており、動作クロックはベースが3.4 GHz、ブースト時の最大動作クロックは5.6 GHzに設定されています。キャッシュは合計33MBのL3キャッシュを搭載しており、仕様上では先代のCore i7-13700Kに対してコア数ではE-Coreが4コア増え、キャッシュ容量が3MB増となっています。
CPU-ZやCinebench R23など主要なベンチマークにおいてはCore i7-14700Kは先代のCore i7-13700Kに対して平均17%の向上を記録しています。シングルコアについては向上率は3~5%ほどであまり大きくありませんが、E-Coreが4コア増えた事や、全コア動作時の動作クロックが向上した事に伴いマルチコア性能は大きく伸びている結果になっています。
なお、今回のベンチマーク結果はES品であるため製品版ではもう少し動作クロックが向上するなどして性能が向上する可能性がありそうです。
ゲームタイトル | Core i7-14700K (平均 FPS) | CORE i7-13700K (平均 FPS) | 向上率 |
---|---|---|---|
PUBG | 180 | 174 | 3.4% |
Apex Legends | 299 | 299 | 0.0% |
Forza Horizon 5 | 288 | 280 | 2.9% |
Battlefield 2142 | 152 | 154 | -1.3% |
The Last of Us Part 1 | 78 | 75 | 4.0% |
Dying Light 2 | 188 | 170 | 10.6% |
CSGO | 351 | 331 | 6.0% |
Genshin Impact | 243 | 230 | 5.7% |
Red Dead Redemption 2 | 184 | 160 | 15.0% |
Cyberpunk 2077 | 158 | 157 | 0.6% |
ゲーミングにおいてはCore i7-14700KがCore i7-13700Kを上回ってはいますが、その差は平均4.7%ほどになっておりあまり大きな向上は記録されていません。特にフレームレートだけで見てもRed Dead Redemption 2などは24fpsほど差があり違いを体感できますが、PUBGは6fps、Forza Horizon 5は8fpsなど1桁台の伸びしか見られないタイトルもあり、E-Coreの増加分がほとんど役に立っていない結果になっています。
消費電力については電圧はES品は1.35Vに設定されていた様で、最大値は300Wを記録していたとの事です。ただ、1.3Vに電圧を下げた状態では260Wの消費電力に下がったとの事ですが、それでもCore i9-12900KやCore i9-13900Kより高い消費電力が記録されており、電力効率の観点で言うとあまり高いとは言えない状態になっています。ただ、この点もES品であるため、今後市販されるまでには恐らくCore i9-13900Kと同等の250W台まで下げられると考えられます。
コメント
コメント一覧 (3件)
ゲームやるならRyzenしか勝たん
Ryzen 5800xの時代に取り残されてる奴おるな
VALO流行り始めにRyzenが強かったからそのまま盲信しとるやつ多いけど、intelの12世代出てからはもう普通にintelだぞ
どっちも言う程差があるか?