Intelの新しいグラフィックスアーキテクチャである『Xe』を搭載した『Rocket Lake-S』シリーズですが、今回その一つでもあるCore i5-11500のグラフィックスベンチマークが計測されています。
Intel第11世代CPU『Rocket Lake-S』の最新情報
Iris Xeの性能をベンチマーク
ここ最近、『Rocket Lake-S』のCPU性能に関するベンチマークは数多くリークされてきましたが、CPU内蔵グラフィックスの性能についてはあまりありませんでした。今回はそのCPU内蔵グラフィックスであるXeアーキテクチャーを搭載した『Iris Xe』のベンチマークがBilibiliにて掲載されています。
性能はGTX 1030並みだが、Ryzen 4000G/5000Gには及ばず
今回ベンチマークされたCore i5-11500ではExecution Unitsを32個搭載し、コア数は256コアとなっています。ただし、動作クロックなどはCPU-Zが正常に情報を読み込めていないため不明となっています。ちなみに、モバイル向け『Tiger Lake』に搭載されるXeはExcecution Unitは96個、コア数は768コアとなっており、デスクトップ向けではGPU性能が大きく削られた状態となっています。
3DMark Time Spyのスコアは、Core i5-11500ではグラフィックススコアが1053ptを記録しています。一方で前世代のCore i5-10400では693ptとなっており、Core i5-11500では前世代に比べてグラフィックス性能が約52%向上した事になります。
このスコアを他の製品と比べると、ディスクリートGPUではNVIDIA GeForce GTX 1030とほぼ同じスコアとなっています。一方で、AMDのGPU内蔵CPU(APU)であるRyzen 7 4750Gでは3DMark TimeSpyのグラフィックススコアは1300pt程度を記録しています。そのため、『Iris Xe』を搭載しているもののAMDのAPUには及ばないスコアとなっています。
今回、テストされたCore i5-11500ですが、まだ発売前という事でグラフィックドライバーなどは不完全な状態となっていると見られています。そのため、正式リリースされたドライバーなどを使えばグラフィックススコアはもう少しスコアが上昇し、1100ptは超えると考えられます。ただ、それでもAMD Ryzen 7 4750Gには及ばないとされており、もし内蔵グラフィックスの性能を重視したいのであれば、Ryzen 7 4750G又は今年春に発売予定のRyzen 7 5700Gなどを購入する事がオススメです。
コメント
コメント一覧 (2件)
GTX1030って何でしょうか?GT1030ではないでしょうか?
GT 1030ですね・・・
ご指摘ありがとうございます。