IntelがArrow Lakeの発表は2024年秋に行う事を明言。規模を縮小してイベント開催?
Intelは2024年9月末に、サンノゼ・コンベンションセンターという大規模な会場で、様々な関係者を招待し、将来的に発売する新製品を発表する『Intel Innovation 2024』を開催予定でした。しかし、直近の決算が非常に悪く、財政状況が悪化していることから、このイベントの開催を取りやめると発表しました。このイベントでは、次世代デスクトップ向けCPUのArrow LakeやディスクリートGPUのBattlemageなど、多くの新製品が発表されると予想されていたため、開催取りやめにより新製品発表や発売時期への影響が懸念されています。しかし、Intelは少なくともArrow Lake CPUに関しては、2024年内に発表することを明確にしています。
Intelが計画する発表時期や発売時期から変更はありません。我々が用意している新製品について多くの驚きを提供できる機会は秋に計画されています。ここでは今年後半に登場するデスクトップ向けの次世代製品、コードネーム『Arrow Lake』について詳しい情報などを発表します。
Intel via OC3D
Intelは、Arrow Lakeを次世代デスクトップ向けCPUとして計画していることを、CES 2024などで明らかにしていました。今回のIntel Innovation延期に関する声明でも、Arrow Lakeの発表は予定通り秋に行われ、今年後半に登場する計画に変更はないことを確認しています。
そのため、Intelは2024年9月または10月ごろに何らかの発表会を予定していると考えられますが、その規模は大幅に縮小されることが確実です。ただし、規模を縮小しても、多数のメディアを招待するため、ある程度の規模の会場が必要です。この段階で新たな会場を予約し、設営を行うことは困難と考えられるため、Intelがキャンセル料を支払って新たな会場を取るよりも、サンノゼ・コンベンションセンターでの開催を続ける可能性もあります。
ちなみに、サンノゼ・コンベンションセンターは過去にWWDCなどが開催された会場で、小さめのホールでも収容人数が5000人を超える非常に大きな施設です。そのため、規模を縮小しても、依然として大きな会場を使用することになりそうです。
Intel postpones their Innovation 2024 event, citing poor financials | OverClock3D
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