Nintendoがドリフトしにくいアナログスティックの特許を申請。Nintendo Switch 2から採用?

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Nintendoがドリフトしにくいアナログスティックの特許を申請。Nintendo Switch 2から採用?

現行のNintendo Switchを持っているユーザーであればJoy-Con搭載のアナログスティックが触っていないのに明後日の方向に向くドリフト現象に悩まされるケースがあります。この問題はSplatoonなどシューティングゲームでは致命的で、ゲームの快適性を大きく損ねるなどユーザーだけの問題には留まっておらず、任天堂に関しても海外ではClass action lawsuit、つまり集団訴訟に直面しています。

このアナログスティックのドリフトに関してはPlayStationやXboxなどのコントローラーでも発生するのですが、Nintendo Switchの場合はアナログスティックのサイズが小さい事から摩耗が早く、感度も高いためより顕著に症状が現れてしまうのですが、Nintendoではこの問題に対処するためにドリフトしにくいアナログスティックに関する特許を申請しています。

現代のアナログスティックは、ポテンショメータと呼ばれる電気接点を使用してアナログスティックへの入力が行われますが、接点を使用しているため摩耗が発生し結果的にコントローラーが明後日の方向に向いてしまいます。

このような問題を解決するためにNintendoでは電子接点を使わず磁場を使用することで動きを検出する技術を開発中で、特許申請には以下の様な説明がされています。

この情報処理システムには、ユーザーの操作によって初期位置から移動する操作要素を含むコントローラ、移動した操作要素を初期位置に戻す復元力を適用するセクション、磁気強度とともに粘度が変化する磁性流体を使用した抵抗部分、および磁性流体に磁場を提供する磁場生成セクションが含まれています。

この磁場生成部を制御可能な回路があります。この回路は、磁流体の粘度が少なくとも第一の粘度状態と第一の粘度状態よりも低い第二の粘度状態との間で周期的に変化するように磁場強度を制御します。これにより、操作要素は復元力によって初期位置に戻ります。

難しい事が書いてありますが、仕組みとしては磁場を基にアナログスティックの位置を検知するホールセンサーに似た仕組みになると見られています。

特許申請については商品化をしない段階でも実施されるケースが多いため今回特許申請されたアナログスティックがNintendo Switch 2に確実に搭載されるとは限りません。ただ、Nintendoに関してはこのアナログスティック関連で多くのクレーム費用(保証交換やサポート、訴訟)などに直面しているためコストを下げる意味でもNintendo Switch 2には現行モデルよりドリフトしにくいアナログスティックが搭載される事は確実と言えます。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 引用部分には粘度、つまり速度に比例した抵抗を自由に制御するという話しか書いてない。ホール素子に関しては全く言及されていない。
    (既にホール素子を利用したゲームパッドは世に溢れているのでそこだけで特許が取れるとも思えない)

    ある種のフォースフィードバックでは?

  • ホールセンサーとはまったく関係なくて、磁気力でニュートラルの位置へスティックを正確に戻す技術と思われ

  • よく分からんけど、Nintendo Switch2になれば今までのSwitchで不快に思ったこととか、もっとこうなればいいなーって感じたことが解決されるってことか!はよ販売して欲しいすわ

  • 劣化ほぼしないって言われてる有志によるプロゲーマ向けの改良型GCコンの磁気タイプ採用すりゃいいのにな。

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