AMDがZen 5と同時にX870マザーボードを投入予定。Intel対抗で700シリーズマザーボードはスキップ
AMDは2024年6月に開催されるComputex 2024でZen 5アーキテクチャーを搭載するデスクトップ向けCPUのRyzen 9000シリーズを発表すると見られていますが、このCPUと同時に登場するマザーボードについて700シリーズを飛ばし、800シリーズマザーボードの投入が計画されているというリークが登場しました。
台湾のBenchlifeによると、マザーボードメーカーはComputex 2024にてIntelのArrow Lakeに対応したZ890マザーボードをはじめとする800シリーズマザーボードを展示するほか、AMDのRyzen 9000向けに800シリーズマザーボードも展示する計画であることが確認されたそうです。
2022年に登場したZen 4アーキテクチャー搭載のRyzen 7000シリーズ向けに発売されたマザーボードはX670、B650などの600シリーズマザーボードでZen 5と同時に投入されるマザーボードは600シリーズの後継となります。そのため、順当に次に投入されるのは700シリーズマザーボードになると考えられていましたが、AMDは数字が小さい事でIntelに対して劣ると勘違いされる事を恐れて700シリーズをスキップし、800シリーズマザーボードを投入する計画のようです。ちなみに、AMDではこのマザーボードと似たような判断をノートPC向けAPUのStrix Pointでも行ったと言われています。
この800シリーズとして最初に投入されるのはX870およびX870Eの2機種になると見られていますが、これら2機種が現行のX670/X670Eに対してどのような変更が加えられているのか具体的な仕様はまだ明らかにされていません。ただ、600シリーズも800シリーズも共にソケットAM5に対応しているため、両者ともにZen 4世代のRyzen 7000と8000シリーズに対応するほか、Computex 2024で発表されるZen 5 Ryzen 9000シリーズにも対応しています。
AMDは数日前にCore Ultra 200シリーズに対抗するStrix Point APUを数字が小さいと良くないからと言う理由でRyzen AI 100からRyzen AI 300に改名したと言われていますが、マザーボードでも同じ理屈で無理やり800シリーズとして売り出すようです。
ただ、マザーボードを先に見てCPUを買うケースはほとんどなく、多くの人は最初にCPUの性能や仕様、価格でAMDかIntelかを選び、そのあとに合うマザーボードを探す人が多いと言えるのでマザーボードの数字にここまで敏感にならなくても良い気がします。
もしかしたら、Strix Pointの件もあるので今後AMDが製品名をつける際にはIntelと同等以上の数字を使う方針なのかもしれません。
為 AMD 新一代 Ryzen 處理器做準備,GIGABYTE B650E AORUS PRO X USB4 主機板搶先看 | Benchlife
https://benchlife.info/gigabyte-b650e-aorus-pro-x-usb4-motherboard-for-ryzen-9000-series
補足情報
AMD 800シリーズマザーボードはRyzen 9000シリーズと同時に投入予定のソケットAM5対応マザーボードです。ソケットAM5対応のため、Ryzen 7000/8000/9000の3シリーズに対応していますが、それ以外の詳細情報はまだ明らかにされていません。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
---|---|---|---|
マザーボード | AMD | 800シリーズマザーボード | 2024年下半期 |
コメント
コメント一覧 (2件)
チップセットのナンバリングがド被りするせいで
intel/AMD誤ポチが発生しそう…
インテルがやっぱ王者の貫禄
AMDは昔からインテルの追っかけで何かはずい
まだまだだよな