AMD Ryzen 5000シリーズですが、2020年10月の発売以降出荷量が非常に少なかったため、店頭で並ぶ機会は非常に限られていました。しかし、発売から約半年が経過した4月から6月(2021年第二四半期)にかけてAMDはRyzen 5000シリーズの出荷量を20%程度増やす見込みとの事です。
AMD Ryzen 5000シリーズの供給量が改善へ
AMD Ryzen 5000 Desktop CPU Supply & Availability To Get Better This Quarter (wccftech.com)
AMD Ryzen 5000シリーズは2020年10月の発売以降、Intel製CPUを越えるシングルコア性能から高い注目度を集めたものの、出荷数が注目度と需要に見合うレベルには及ばず、Intelにデスクトップ向けCPUのシェアは取られてしまっていました。しかし、AMDではRyzen 5000シリーズの生産優先度を上げ、出荷量を増やす事がChannel Gate (Weixin)で報告されています。
AMD製CPUは2021年1月~3月(第一四半期)ではCPUのみならずAPUの出荷量が非常に少なく結果的にAMD製CPUの売り上げは非常に悪かったです。原因としては、AMD側が何かしらの部材の供給に問題を抱えていたためとの事です。ただ、AMDは4月~6月(第二四半期)にかけて主力マーケットでのCPU出荷量が改善に向かう事を発表しています。
AMDのRyzen 5000シリーズはこの4月~6月(第二四半期)にかけて出荷量が増えるものと考えられており、1月~3月(第一四半期)に比べて出荷量が20%増加する事が見込まれています。
AMDのRyzen 5000シリーズTSMC 7nmプロセスを用いて生産がされていますが、TSMC 7nmプロセスを用いるAMD製品は他にもRadeon 6000シリーズ、PlayStation 5、Microsoft Xbox Series Xに搭載されるAPU、Ryzen 5000H/5000U、EPYC MilanなどAMDのほとんどの主力製品はTSMC 7nmを利用しており、深刻な供給不足に直面しています。ただ、どうやらAMDとTSMCはこの供給問題の解決に向けた策を考え、実行に移し始めたようです。
そのため、Ryzen 5000シリーズCPUについては、1月~3月に比べて4月~6月では20%も出荷量が増えるとの事で、特に品薄が深刻化していたRyzen 9 5950XやRyzen 9 5900Xについては入手性が改善するものと見られています。
パソコン工房やツクモなどの各店公式TwitterやAmazonなどを見ていると、AMD Ryzen 5000シリーズCPUが販売されている機会は増え始めています。特にRyzen 5 5600XやRyzen 7 5800XなどはAmazonでもほぼ定価で購入できるため出荷量は着実に増えているようです。また、パソコン工房やツクモなどの店舗でもRyzen 9 5950Xが入荷されたという情報があります。ですので、もしRyzen 5000シリーズを狙っている方はTwitterやAmazonなどを見て見ると良いかもしれません。
Ryzen 5 5600Xは定価より少し高いです。
(定価:39,380円(税込み))
Ryzen 7 5800Xは定価よりも安い状態で売られています。
(定価:58,828円(税込み))
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