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AMD RDNA 5 (UDNA)で再びハイエンド市場へ復活? RTX 6090対抗モデルも存在

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この記事はリーク情報に基づいています。
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【リーク情報確度:3】

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AMD RDNA 5 (UDNA)で再びハイエンド市場へ復活? RTX 6090対抗モデルも存在

AMDは2025年に発売したRDNA4アーキテクチャーを搭載するRadeon RX 9000シリーズは大成功を収めたものの、ハイエンドを捨て、ミドルレンジ以下を中心にシェアを獲得する方針であったため、特にハイエンド市場ではNVIDIAの独走を許している状態になっています。

そのため、再びRadeonにおいてハイエンドモデルの投入などが期待されている状況ですが、どうやらAMDは2027年に発売する次世代アーキテクチャ「RDNA 5(またはUDNA)」においてNVIDIAのフラッグシップモデルに対抗するグラフィックカードの投入を準備している可能性が浮上しました。

今回の情報は、リーカーのMoore's Law is Deadから明らかにされています。このRDNA4の後継アーキテクチャーは名称がまだ確定しておらず、「UDNA」と言う新名称が使われる可能性もあれば現行を踏襲した「RDNA 5」と呼ばれる可能性もあるようです。(この記事では便宜上「RDNA 5」と呼びます)。

このRDNA 5世代では、現時点で2つのGPUダイが計画されており、上位GPUが「AT0」、下位GPUが「AT2」というコードネームで開発が進められているようです。

GeForce RTX 6090に対抗する「AT0」GPU

「AT0」と言うコードネームが付けられている最上位GPUダイはスペックとして最大で184基のCompute Unit (CU)を備えるほか、64MBのL2キャッシュ、そして512-bitのバス幅に36GbpsのGDDR7を備えるなどNVIDIAのGeForce RTX 5090に匹敵する高いスペックを備えています。

ただし、ゲーミング向けのRadeonとして発売されるモデルはコスト削減や歩留まりの関係からスペックダウンが行われる可能性があり、デスクトップ・ゲーミング向けの「AT0 XL」はCUが154基、バス幅は384-bitに抑えられる見込みのようです。しかし、AMDはこの「AT0 XL」搭載グラフィックカードについて野心的な目標を持っているようで、GeForce RTX 6090並みの性能を狙っているとのことです。

ミドルレンジをカバーする「AT2」GPU

現行のRadeon RX 9070 XTやRX 9060 XTなどの後継には「AT2」と呼ばれるGPUを活用する見込みのようです。この「AT2」は最大64基のCUを備え、バス幅は192-bitとなりGDDR7を最大18GB搭載する仕様になっています。

このCU数は、現行のRX 9070 XTに搭載されているNavi 48 GPUと同等です。一方で、メモリバス幅は256-bitから192-bitへ25%削減されますが、GDDR7メモリの採用によりVRAM容量は16GBから18GBへ増加。さらにメモリ速度が20Gbpsから36Gbpsへと大幅に向上するため、性能を左右するメモリ帯域幅は現行モデルを上回る見込みです。

この「AT2」GPUからは、少なくとも3つのモデルが登場すると見られています。

  • RX 9070 XT 後継機:
    • フルスペック版のAT2 GPUを搭載。
    • 価格はRX 9700 XT並みを維持しつつ、性能はGeForce RTX 4080の1.2倍を目指す。
  • RX 9070 GRE 後継機:
    • AT2 XL GPU(48 CU / 160-bitバス幅)を搭載。
  • RX 9060 XT 後継機:
    • AT2 XE GPU(44 CU / 128-bitバス幅)を搭載。

RDNA 5/UDNA搭載GPUの発売は2027年以降

Radeon RX 9000シリーズの後継モデルは、これまで2026年頃の投入と噂されていましたが、今回リークされた資料には「Wave 1 Apr '27 IP-ready」との記載があり、2027年の発売に向けて開発が進められていることが示唆されています。

この情報が正しければ、RDNA 5(UDNA)を搭載する次世代Radeonは、2027年1月のCES 2027で発表され、現行のRDNA 4世代の登場からちょうど2年後に市場へ投入されるというスケジュールが考えられます。

競合のNVIDIAも、同時期に次世代のVera Rubinアーキテクチャを採用した「GeForce RTX 6000シリーズ」を発表・発売すると見られています。2027年のグラフィックカード市場は、両社がハイエンドモデルで再び激突する、注目の年となりそうです。

補足情報

Radeon RX 9000シリーズの後継モデルは名称が変わる(Radeon AI 100など?)可能性があり現時点で名称は不明です。また、GPUアーキテクチャーも現行のRDNA 4を引き継ぎRDNA 5となると言う話がある一方で、AI GPU向けのCDNAとアーキテクチャーと統合したUDNAと名付けられると言う話もあるなど名称は流動的です。

ただ、RDNA 4後継GPUの開発が進んでいることは確実で2027年に市場投入が予定されています。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
GPUAMDRadeonシリーズ
(RDNA5 or UDNA)
2027年

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、加えて経済やマーケティングなどの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • >このCU数は、現行のRX 9700 XTに搭載されているNavi 48 GPUと同等です。

    うっかりミス発見w
    この行から下のがすべて間違ってます

    勿論分かってると思いますが、それぞれ9070XT、9070GRE、9060XTの間違いですね

    • 古い人間に戻っちゃいました・・・
      ご指摘ありがとうございます。

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