AMD Radeon RX 6950 XTも4月登場へ。TSMC 7nm継続だが性能10%増に

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AMDのRadeon RX 6900 XTについては2020年末に発売されてから既に1年以上が経過していますが、AMDではNVIDIAの最上位モデル、GeForce RTX 3090に対抗するためと商品ラインアップの刷新を行うためにRadeon RX 6950 XTを4月頃目途に投入を行うようです。

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リフレッシュが計画されているRadeon RX 6000シリーズ

AMD RDNA 2 Refresh To Retain 7nm GPUs, Will Feature Radeon RX 6950 XT, RX 6850 XT & RX 6750 XT Graphics Cards With 18 Gbps Memory (wccftech.com)

AMD Radeon RX 6950XT with 18 Gbps memory could launch already in April – VideoCardz.com

2020年末頃はAMDおよびNVIDIA両社は新世代グラフィックスカードを投入しており、AMDはRadeon RX 6800 XTやRadeon RX 6900 XT、NVIDIAはGeForce RTX 3080やRTX 3090などのハイエンドモデルを発売しています。それから1年以上が経過していますが、AMDに関してはハイエンドモデルに関しては性能向上モデルなどの投入は行わず、据え置きとしている中でNVIDIAではVRAMを増やしたRTX 3080やRTX 3080 Tiなどの投入を積極的に行っていますが、AMDもこの流れに追従すべく、Radeon RX 6900 XTのリフレッシュモデルであるRadeon RX 6950 XTの投入を行う予定でその一部情報が出現しました。

GPUはTSMC 7nmを引き続き採用。動作クロックとVRAM速度の向上で性能10%向上?

AMD Radeon RX 6500 XTではTSMC 6nmプロセスが採用されており、TSMCの7nmと6nmでは互換性がある事、Arc AlchemistがTSMC 6nmを採用する予定である事からRadeon RX 6000シリーズリフレッシュではTSMC 6nmが採用されるのでは無いかと予測が出ていました。しかし、Moore’s Law is Deadが入手した情報によると、Radeon RX 6000シリーズリフレッシュでは引き続きTSMC 7nmが採用される見込みになっているとの事です。

このほかには、VRAMが16Gbpsから18Gbpsに高速化されたGDDR6が採用される見込みになっており、最上位モデルとなるRadeon RX 6950 XTでは動作クロックの向上と合わせて性能はRX 6900 XT比で10%程度向上するとの事です。

Radeon RX 6900 XTはNVIDIA GeForce RTX 3090に対して、ベンチマーク上ではほとんど同じか、RX 6900 XTの方が若干上回るスコアを見せていますが、ゲームにおいては4KなどではGDDR6Xなどより広い帯域幅を持つRTX 3090に対して劣後する場面もあります。ただ、RX 6950 XTではボトルネックとなっていた帯域幅がVRAMの高速化で改善すると見られており、少なくともRTX 3090の性能は超えられると見られています。

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ちなみに、NVIDIAはこのRX 6950 XTの動きに警戒してCES2022でRTX 3090 Tiを発表していますが、生産が上手く行っていない事から発売が危ぶまれています。

RX 6950 XTは4月中旬発売へ。RX 6800 XTの登場は現時点では不明

AMD Radeon RX 6000シリーズリフレッシュについては、6月から7月頃にNavi22 GPUを搭載するRX 6750 XTとNavi 21 GPUを搭載するRX 6850 XT、RX 6950 XTの3モデルが登場する見込みであるとGreymon55氏やMoore’s Law is Dead氏はツイートしていますが、Coreteks氏が得た情報によると、Radeon RX 6950 XTについては4月中旬をめどに発売される事が計画されているとの事です。

一方で、RX 6850 XTに関しては現時点では発売されるという情報が出ていないとの事です。もしこの情報が正しければNavi 21 GPUの中ではRX 6900 XTのみがリフレッシュを受けるモデルとして予定されているようです。一方で、Navi 22 GPUを搭載しているRX 6700 XTについては6月から7月に発売がされる模様です。

 

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Radeon RX 6950 XTについてはVRAM速度が12.5%ほど上がるだけで、それ以外には動作クロックの向上だけしか残されていませんが性能的には10%ほど向上する可能性があるようです。

リファレンス水冷のRadeon RX 6900 XT LCのベンチマークが出現

この10%と言う性能の伸びは21年6月頃に出現したRadeon RX 6900 XT LCとほとんど同様の値となっています。このRX 6900 XT LCもVRAMが18Gbps(18.5Gbps)に、動作クロックもブースト時が2250 MHzから2435MHzと約8%引き上げられたモデルとなっており、性能は通常のRX 6900 XTに対して10%程度向上したモデルとなっています。

このRX 6900 XT LCはコンシューマー向けには発売がされておらず、一部OEMにしか供給がされていなかったようですが、今回噂されているRX 6950 XTは名前が異なりますが、GPUの中身自体はRX 6900 XT LCと同じで、このモデルをコンシューマー向けにしたモデルとなりそうです。

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