AMDがRadeon GPUとVRAMのセット供給価格を7月から約10%引き上げる方針を、Sapphire・ASUS・Vastarmor・XFXなど主要AIBへ正式に通知したことが明らかになりました。
メモリ価格高騰でRadeon GPUはさらに値上がりへ
AMD製Radeon GPUは、GPU本体とGDDR6メモリをセットでAIBへ供給する仕組みのため、メモリ価格の高騰がそのままキット価格に跳ね返ります。そのため、メモリ価格高騰が収まっていないことを背景に、中国の博板堂では6月時点で早ければ7月から10~15%値上げが行われる可能性がリークとして登場していましたが、どうやら実際に各社AIBへ値上げが正式に通知されたようです。
Radeonは半年近くで2度目の値上げに
2025年11月にもAMDは同様の通知をAIB各社へ出しており、当時はGDDR6のスポット価格が1GBあたり2.5ドルから7.5ドルへと3倍近くまで上昇したことが背景にありました。ただ、そこから2026年現在ではメモリ価格はさらに値上がりしているほか、今後も改善の兆しがありません。そのため、AMDもメモリ価格高騰分を吸収することが困難となり、半年近い期間で2度の値上げに踏み切ったと見られています。
今回の値上げは現時点ではAIBへ通知であるため、実際に店頭価格に値上げが反映されるまでは数週間から数か月程度の猶予があると考えられています。ただ、現時点でRadeon RX 9070 XTの最安値が92,800円、RX 9060 XT 16GBが58,000円前後であるため、10%の値上げが順当に適用されればRX 9070 XTは10万円超え、RX 9060 XT 16GBは6.5万円前後になります。
一方でNVIDIAについては現時点では値上げについては噂も出ておらず、直近で大幅な値上げは行われない見通しですが、メモリ価格高騰はNVIDIAも影響を確実に受けているため、AMD、NVIDIA共に近いうちにグラフィックカードの購入を考えている場合は早めの購入に踏み切った方がよさそうです。

