AMDがStrix PointにInfinity Cacheを内蔵した『Bald Eagle Point』を計画中。2025年投入の可能性

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AMDがStrix PointにInfinity Cacheを内蔵した『Bald Eagle Point』を計画中。2025年に投入する可能性。

AMDでは、2024年7月28日からZen 5 CPUとRDNA3+ GPUを組み合わせたAPU『Strix Point』を搭載したRyzen AI 300シリーズを投入予定です。また、AMDはStrix Pointのリフレッシュモデルとして『Bald Eagle Point』と呼ばれる新しいAPUを2025年に投入する計画を立てているようです。

AMDは2024年にメインストリーム向けAPUとしてStrix Pointを発売し、2025年初めにはハイエンド向けモデルとしてGPU性能を向上させたStrix Haloを投入する計画です。しかし、AMDは追加で『Bald Eagle Point』というAPUも2025年中に投入を予定しており、基本構成はStrix Pointと同じく、CPU側にはZen 5とZen 5cを組み合わせ、内蔵GPUにはRDNA3+が搭載されます。さらに、これらの構成に加えて新たに16MBのSLC、つまりInfinity Cacheが追加されるようです。

元々Strix Pointには、Bald Eagle Pointで言われている16MBのInfinity Cacheが内蔵される予定でした。しかし、開発途中でMicrosoftがCopilot+に対応させるには45 TOPs以上のNPU性能が必要と発表したため、Infinity Cacheを削り、高性能なNPUを搭載する計画に変更されました。したがって、このBald Eagle Pointは、オリジナルのStrix Pointをそのまま製品化したようなモデルになり、NPU性能が低下してCopilot+非対応になる代わりに、メモリ帯域幅の制約を受けにくいInfinity Cacheが搭載されることで、グラフィックス性能が大幅に向上すると見られています。

ただ、このBald Eagle Pointについては2025年に投入される計画ではあるものの、AMDでは2025年終わりにZen 6とRDNA5を組み合わせたMedusa Pointなどを投入する計画のようで、本命のMedusaが計画通り発売できる場合にはBald Eagle Pointについては投入されない可能性があるようです。ただ、このMedusaはGPUのRDNA5アーキテクチャーの進捗次第なところがあるようですので、開発に遅れが生じることが判明した場合はこのBald Eagle PointをZen 6 Medusa登場までのつなぎとして投入するようです。

コメント

まもなく発売されるStrix Point APUは非常に高い内蔵GPU性能を持っていますが、メインメモリをVRAMとして使う関係で、LPDDR5の帯域幅がボトルネックとなる可能性があります。これにより、ゲームによっては期待通りのパフォーマンスが発揮できないことがあります。しかし、Bald Eagle PointにInfinity Cacheが搭載されることで、帯域幅の制約が緩和され、ゲーミングパフォーマンスの大幅な向上が期待できます。その代わりとして、Copilot+に対応できるNPU性能を失う可能性がありますが、個人的にはゲーミング性能の方が重要です。このため、例えZen 6 Medusaが出たとしても、エントリーモデルとしてBald Eagle Pointを計画通りに投入してほしいです。

補足情報

Bald Eagle Pointは今回初めて明らかになったAPUのコードネームですが、中身は当初計画されていたStrix Pointに似ており、Zen 5/Zen 5cで構成されたCPUとRDNA3+ GPU、そして16MBのInfinity Cacheで構成されています。このInfinity Cache追加によりNPU性能は下がりますが、グラフィクス性能がメモリー帯域幅の影響を受けにくくなるため、パフォーマンス向上が期待されます。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
APUAMDRyzen AI 300シリーズ?2025年以降
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