AMD Athlon 3000Gが新パッケージとクーラーで再々発売。古すぎて一部マザボは非対応

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AMD Athlon 3000Gが新パッケージとクーラーを付属して再々発売される

AMDのソケットAM4は2016年9月に投入され、後継のソケットAM5が登場してもエントリー向けとして未だに新CPUが投入されている状況で最近ではZen 3世代のRyzen 5 5600Fが新たに発売されていましたが、最近になり初代Zenアーキテクチャーを搭載し、2019年に発売されたAthlon 3000Gのリフレッシュ版が再び発売されたことが明らかになりました。

パッケージとクーラーが新しく。中身は昔ながらのデュアルコア

今回、新しく発売されたAthlon 3000GはCPU本体のスペック自体には変更がないものの、CPUダイは4コアの内、2コア無効化したRaven Ridgeに対して、元々2コアしか搭載しないDaliダイに変更することでコスト削減が行われています。また、パッケージは従来のZenのロゴを背景にAthlonと書かれたものから、Ryzen 7000シリーズ以降で用いられている製品名を左下に書くデザインに変更されるなどブランディングの統一化が図られています。

また、Athlon 3000Gは発売当初はWraith SPIREが付属クーラーとして搭載されていましたが、同クーラーの生産終了に伴い新たにより高性能なWraith Stealthクーラーが付属されています。

スペックAthlon 3000G
アーキテクチャーZen
製造プロセスGlobal Foundries 14nm
ダイDali
コア数/スレッド数2コア/4スレッド
ベースクロック3.5 GHz
ブーストクロックなし
TDP35W

Athlon 3000Gのスペックは2コア、4スレッドのデュアルコア構成で、動作クロックも3.5 GHzと性能はかなり抑えられています。ただ、日本での販売価格は5,790円と非常に安価であることから、ウェブブラウジングや事務作業など極めて限られた作業しかしないなら何とななる性能と言えます。

古すぎてB550やA520マザーボードで動かない場合も

ソケットAM4は2016年9月に登場しており、150を超えるモデルが発売されています。そのため、マザーボードメーカー側もあまりにも古いまたは用途が限られているCPUをサポートしていないケースもあるようで、一部のB550やA520マザーボードではAthlon 3000Gのサポートを打ち切っているケースが有るようです。そのため、Athlon 3000Gを検討する際には、必ずマザーボードのCPU互換性リストなどの確認をしてから購入する必要があります

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Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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