Intel Alder Lake-S(無印)全モデルの仕様や価格が判明。Core i5は2万円台

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Intelでは2022年1月初旬に開催されるCES2022にてAlder Lake-Sでリリースされていなかったオーバークロック非対応となるモデル(無印版)のエントリーモデルからハイエンドモデルをリリースする予定となっていますが、アメリカの家電量販店サイトにCES2022にて発表が行われると思われるAlder Lake-S全モデルの仕様や価格情報が出現しました。

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無印版Alder Lake-Sの全容判明

Intel’s Entire 12th Gen Alder Lake Non-K Desktop CPU Lineup Specs & Prices Leak: Pentium Starts at $80 US, Core i3 at $110 US, Core i5 at $180 US (wccftech.com)

IntelではAlder Lake-Sの中でオーバークロックが可能な高性能モデルであるK/KFバリアントを2021年11月4日から発売をしていますが、2022年1月初旬に開催されるCES2022にてオーバークロック非対応となる無印版のAlder Lake-Sのリリースを予定してます。この無印版についてはエントリーモデルはCeleronやPentium、Core i3、ミドルレンジはCore i5、ハイエンドはCore i9と多くのモデルが登場予定となっていますが、今回アメリカの家電量販店であるBestBuyのオンラインサイトにまだ未発表のAlder Lake-S全モデルの仕様や価格情報が掲載されました。

Core i9とCore i7はK/KFとほとんど仕様が変わらない。7万円切りで販売か?

CPUs: Computer Processors – Best Buy

ハイエンドモデルであるCore i9とCore i7については現在発売されているCore i9-12900K/KFおよびCore i7-12700K/KFと動作クロックを除けば仕様面では大きく異なっていない構成となっています。

Core i9-12900/Fについては16コア24スレッドを搭載し、L3キャッシュは30MBとなっています。動作クロックについてはKバリアントに比べて大きく引き下げられており、P-Coreのベースは2.40GHz(-800MHz)、E-Coreは1.80GHz(-600MHz)となっています。また、最大ブーストクロックも5.1GHzになっています。TDPは65Wとなっていますが、MTPの値については判明していません。

Core i7-12700/Fは12コア20スレッドとなり、L3キャッシュは同じく25MBとなっていますがCore i9と同じく動作クロックが大きく引き下げられており、P-Coreのベースは2.1GHz(-1.4GHz)、E-Coreは1.6GHz(-1.1GHz)となっています。一方で最大ブーストクロックは4.9GHzと100MHzの引き下げに留まっています。TDPについてはこちらも65Wとなっています。

価格はCore i9もCore i7もKバリアントに比べると約15%値下げが行われており、Core i9-12900が$520で日本での予想販売価格は約6.8万円、Fバリアントが$500で6.5万円に、Core i7-12700は$360で4.7万円、Fバリアントは$330で4.3万円ほどになると見られています。

Core i5は4モデル登場。最安値モデルは3万円を切る価格帯でも登場か

Core i5の無印版については、既に発売されているKバリアントと大きく異なり、P-Coreのみを搭載する構成で登場するようです。Core i5-12600からはFバリアントは登場せず、6コア12スレッドとなり、L3キャッシュは18MBで動作クロックはベースが3.3GHz、最大ブーストが4.8GHzになる見込みです。価格は$240という事で日本では3.1万円程度で販売されると考えられます。

Core i5-12500は動作クロックがCore i5-12600に対してベースが3.0GHz、最大ブーストが4.6GHzに引き下げられた以外、変更は無く価格は$220という事で約2.9万円で登場すると見られています。こちらもFバリアントはありません。

Core i5-12400/Fも上位のCore i5-12500やCore i5-12600と基本構成は同じですが、動作クロックはベースが2.5GHz、最大ブーストが4.4GHzに引き下げられる見込みです。価格は無印が$210、日本円で約2.7万円、Kバリアントが$180、約2.3万円という事で非常にお手ごろな価格で手に入るモデルとなっています。

Core i3の新モデルが久しぶりに登場。4コア8スレッドで1.4万円程度で購入可能に

Core i3については2020年に発売されたComet Lake以来の投入となります。Core i3-12100/Fの2モデルが投入される見込みでP-Coreのみ搭載で4コア8スレッド、12MBのL3キャッシュを搭載する構成となっています。動作クロックはベースが3.3GHz、最大ブーストが4.3GHzになる見込みです。価格はCore i3-12100が$140、日本円で1.8万円ほどになり、Kバリアントは$110、1.4万円程度になると見られています。

なお、このCore i3-12100についてはリークされたベンチマークではCore i7-9700並みのスコアを叩き出していたためコストパフォーマンスがかなり高いモデルとなっています。

Intel Core i3-12100の複数ベンチマーク出現。性能はCore i7-9700並みに

PentiumとCeleronも登場。現行モデルよりは値上げして登場か

PentiumとCeleronもComet Lake世代以来の新モデル投入となります。こちらも両モデルP-Coreのみ搭載で、Pentium G7400では2コア4スレッドで6MBのL3キャッシュを搭載します。動作クロックは最大3.7GHzまでとなっており価格は$80、日本円で10,400円程度になると見られています。

Celeron G6900は2コア2スレッドで4MBのL3キャッシュを搭載します。動作クロックは最大3.4GHzまでとなっており価格は$60、日本円で7800円程度になると見られています。

 

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BestBuyと言うと日本で言う所のビックカメラやヨドバシカメラぐらいの大手ですので、今回掲載された仕様や価格はほとんど正式なものと言えそうです。日本での販売価格はアメリカでの定価に対して1ドル130円計算で販売されていたため、今回の日本円での予想販売価格を出す際には1ドル130円で計算されています。

コストパフォーマンスで言うとやはりCore i5-12400やCore i3-12100が高いように見えます。特にCore i5では6コア12スレッドという事でE-Coreは搭載していませんが、ゲーミングや動画編集などではE-Core無しでも十分な性能を発揮できると考えられ、恐らくほとんどのユーザーにとってお手ごろな価格で登場するAlder Lake-SのCore i5は非常に人気の出るCPUになりそうです。

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