2021年11月4日に発売がされると言われているIntel第12世代CPU Alder Lake-Sですが、そのパッケージデザインが判明しました。また同時に中国のオークションサイトではAlder Lake-Sのサンプル品などが出回っているようです。
Alder Lake-S世代のパッケージデザイン出現
Intel Core i9-12900K and Core i7/i5 Alder Lake series packaging has been leaked – VideoCardz.com
Intelのコンシューマー向けデスクトップCPU最上位モデルでは、第9世代Intel CPU(Coffee Lake-S)であるCore i9-9900Kからサッカーボール形状の外箱が採用され、そこから毎回個性的な箱で登場するようになりました。
2021年11月4日に発売が予定されている第12世代Intel CPUであるAlder Lake-Sでも個性的な箱は導入されるようで、Videocardzが特別なパッケージデザインが採用されるCore i9-12900Kの他、通常モデルのパッケージデザインを独自に入手したようです。
Core i9-12900Kではシリコンウェハー風の何かが入れられたデザイン
Core i9-12900Kでも例年の最上位CPUと同様に他モデルとは異なるパッケージデザインが採用されるようです。パッケージデザインでは、箱の大きさは通常モデルに比べて非常に大きく、左側面にはシリコンウェハーを意識したオブジェのようなものが、右側面にはCPUが収められていると思われる薄い箱のようなモノが確認できます。左側から見えるシリコンウェハーはレプリカとは思われますが、単純なオブジェ的なモノなのか、何か取説一枚でも入れられているのかなどは不明です。
通常モデルのパッケージデザインデザインもVideocardzでは入手していますがこちらはRocket Lake-Sとほとんど同じデザインとなっています。あまりにも分かりにくいのでi9やi7と書かれた左下に12th Genとは書かれていますが、ぱっと見では差異に気付けないぐらい変更点はないです。
中国のオークションサイトでCore i9-12900K ES2品が$700程度で販売中
Core i9-12900Kなどのベンチマークが絶えずリークされていますが、主にTaobaoなど中国のオークションサイトなどでAlder Lake-Sシリーズ、特にCore i9-12900Kなどが頻繁に取引がされているとのことです。
取引がされているCore i9-12900KはES2品が主で、平均取引価格としては$700程度になっているとのことです。Core i9-12900Kの販売予定価格は$600程度であるため、リーク品であることを逆手にプレミア価格となっていますが、通常ES2品は試作品ということで、不具合が残されていたり、製品版より低い動作クロックでしか動かないなどの場合があるため発売まで1ヶ月を切りつつあるのにこのような製品を買うメリットは皆無と言えそうです。
Intelでは新製品を発売する前にOEMやマザーボードメーカーなどに対してテスト用に大量の試作CPUを生産し提供しています。ただ、そのすべてが厳密に管理して処分されず一部がこのようにTaobaoなど闇ルートを経由して外に出回ってしまうようです。Intelとしては発売前のリークは販売戦略上好ましくない事ではありますが、マザーボードとセットで出回るなどしない限り大掛かりな調査などは行わないようです。
個人的に毎回、Intelから新しいCPUが発売される際に、Core i9のパッケージングがどんなモノになるのか気になっているのですが、今回は形状はほぼ正方形でシンプルであるものの中にシリコンウェハー風のオブジェ?が入っているなど面白そうなパッケージングになっています。
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