10月15日に発売するRTX 3070ですが、発売前にして予定されているVRAM 8GBの倍である16GB VRAMを搭載するRTX 3070が存在する事がGIGABYTEにより確認されました。
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VRAMが16GBになったRTX 3070が存在
9月17日に発売されたRTX 3080では、登場時は10GBのVRAMを搭載していましたが、近日中にVRAMを倍増した20GB搭載版がリリースされる可能性が高いです。
そして、10月15日発売予定のRTX 3070でも例外ではなく、登場時の8GBから倍増された16GB搭載版RTX 3070の存在も確認されました。
GIGABYTE資料から存在が浮上
Watch Dogs Legionが付属されるGIGABYTEのキャンペーンサイトにて、多数の未発表グラフィックスカードがリストされており、その中にはNVIDIAからは発表されていないラインアップも複数含まれていました。
サイトに行くとログインが必要ですが、その中でリストに載せられていた未発表ラインアップ一覧は以下の通りです。
- Gigabyte GeForce RTX 3080 (SUPER/Ti) AORUS Master 20 GB (GV-308SAORUS M-20GD)
- Gigabyte GeForce RTX 3080 Gaming OC 20 GB (GV-308GAMING OC-20GD)
- Gigabyte GeForce RTX 3070 (SUPER/Ti) AORUS Master 16 GB (GV-307SAORUS M-16GD)
- Gigabyte GeForce RTX 3070 (SUPER) Gaming OC 16 GB (GV-3070SGAMING OC-16GD)
- Gigabyte GeForce RTX 3060 (SUPER) Eagle OC 8 GB (GV-3060SEAGLE OC-8GD)
品番を見る限り、数字の後にSが付き、末尾には16GDなどメモリー容量を指す英数字が記載されていました。
Watch Dogs Legionが付属されるという事から、恐らく1年後に登場予定のリフレッシュモデルではなく、これはAMDのRadeon RX 6000シリーズ登場後にリリース予定のモデルと見られています。特に、RX 6000シリーズでは16GBメモリー搭載が噂されておりそれに対抗する目的で投入される模様です。
RTX 3070とRTX 3080の間を埋める価格帯
RTX 3000シリーズでは、RTX 3070が$499、RTX 3080が$799となっており大きなギャップが存在しています。そのことから、AMDのRadeon RX 6000シリーズではこの間を埋める製品がリリースされると予想されていましたが、NVIDIAが用意している16GB RTX 3070では$549など間のラインアップを埋めると見られています。
ちなみにこの値上げ分は日本円にすると、約1.5万円~2万円ほどの値上げになると考えられます。
RTX 3080でも20GB版の存在が浮上していましたが、RTX 3070でも同様でした。
大容量のVRAMを搭載したモデルを後出しで出す理由としてAMD Radeon RX 6000シリーズに対する対抗とする見方が多いですが、RTX 3080の供給量が非常に少なかったことから、恐らく大量のVRAMを搭載するにもVRAMの供給量が足りなかった可能性がありそうです。特に今年はPlayStation5やXbox Series X、Radeon RX 6000シリーズなど秋にかけてGDDR6メモリーの需要が非常に高まる事も影響してそうです。
そのため、もしRTX 3000シリーズを買おうと思っている方は焦らず、年内いっぱいは様子を見る方が良さそうです。
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