NVIDIA GeForce RTX 3050のゲームベンチマーク出現。RTX 3060の7割程度の性能

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CES2022にてNVIDIAから発表されたエントリー向けのグラフィックスカードであるGeForce RTX 3050ですが、レビュー解禁日が26日10時からのはずですが、海外のサイトにてレビューがうっかり公開されたようです。

目次

レイトレーシング対応として初の50番台、GeForce RTX 3050

EVGA GeForce RTX 3050 review leaks out ahead of the embargo – VideoCardz.com

EVGA Nvidia RTX 3050 XC Black Graphics Card Review | MMORPG.com

NVIDIAは2022年1月に開催されたCES2022にて、エントリーモデルとなるGeForce RTX 3050の2モデルを発表しました。このRTX 3050については、エントリーモデルとして登場する50番台のモデルとしては初めてレイトレーシングやDLSSに対応するモデルとなっており、GTX 1660など従来モデルに比べて高いパフォーマンスやレイトレーシングやDLSSなど最新技術がエントリーモデルでも体感できることが期待されています。

そんな、RTX 3050ですが、レビューが解禁されるのは1月26日 22:00となっていますが、その前に海外のMMORPGと呼ばれるサイトでうっかりレビューが公開されてしまったようです。

RTX 3050はミドルレンジモデルとなるRTX 3060と同じGA106 GPUを搭載していますが、CUDAコアは2560基に減らされており、VRAM容量も8GB GDDR6、バス幅は128-bitに引き下げられるなど、RTX 3060に対して価格を抑えるためスペックダウンが行われています。ただ、その分TDPは130Wとエントリー向けモデルとして扱いやすい消費電力となっています。

性能はRTX 3060に対して最低7割、最高8割程度

レビューが掲載されたのはEVGA製 GeForce RTX 3050で、通常のモデルではブーストクロックが1777 MHzとなる所が、EVGAモデルでは1845 MHzとなっているため他のRTX 3050に比べると2~3%程度高いスコアになっているとの事です。

比較対象として挙げられているモデルはNVIDIA製ではGeForce RTX 3060 TiとRTX 3060、AMD製ではRadeon RX 5700 XT、RX 6600 XT、RX 6600となっており、最近発売されたRX 6500 XTやNVIDIAのエントリーモデルであるGTX 1660系などは入っていません。

3D Mark FireStrike

3D Markについては、DirectX11環境で実行されるFireStrikeの結果が掲載されていますが、数日前にリークされたRTX 3050のベンチマークとほぼ同じ結果でグラフィックススコアは16242ptを記録しています。

このベンチマークではRTX 3050はRTX 3060に対して75%程度の性能しかない結果となっています。

レイトレーシング対応ゲームベンチマーク

レイトレーシング対応ゲームではControlとWatch Dogs Legionの2つのベンチマーク結果が上げられています。ControlにおいてはRTX 3050の1080p環境では30FPS、1440pでは18FPSとなっており、RTX 3060と比べると7割を下回る結果となっており、数字単体で見ても快適に遊べるとは言えないレベルになっています。一方で、DLSSを用いると1080pでは50FPS、1440pでは35FPSと改善はするものの、RTX 3060に対して7割前半の記録に留まっています。

Watch Dogs Legionについても同様の傾向で、RTX 3050はレイトレーシングには対応しているものの実際にゲームをするとなるとDLSSを付ける事は必須ですが、レイトレーシング状態でも快適にプレイできるかと言われると疑問が残る結果です。

通常のゲームでのベンチマーク

レイトレーシングなどを使わないゲームでのベンチマークも掲載されていますが、RTX 3060と比べるとどのベンチマークでもRTX 3050は7割から8割程度の結果に落ち着いています。

タイトルにもよりますが、負荷がかかるゲームでは1080pであっても60FPSを大きく下回る場合もあるため、快適にプレイしたい場合は設定の引き下げなどが必要と見られています。バス幅も128-bitとそもそも1440pでのプレイは想定されていないスペックにはなっていますが、1440pでは30FPSに近い結果になっています。

NVIDIA GeForce GT 1010が8000円で出現。性能はGT 710の約4倍だがIris Xe以下

掲載されたレビューにはGTX 1660系との比較は入っていませんでしたが、結果を見る限りゲームでのパフォーマンスはGTX 1660 Tiとほぼ同等か少し超えるレベルと言う所でしょうか。今回出現したレビューはほんの一部で、GTX 1660系と比較したレビューを掲載するサイトも現れると見られています。

NVIDIAでのレビュー解禁日時は日本時間で1月26日 22:00となっていますので、気になる方はお気に入りのサイトでベンチマークを確認してみてください。個人的な感想ですが、レビューなどで比較されるGPUの数が多いのはGuru3D.com、掲載結果がまとめられていて比較する際に分かりやすいのはToms Hardwareですのでレビューが掲載されたら是非チェックしてみてください。

なお、GeForce RTX 3050の発売は1月27日からとなっており、以下のサイトで予約・販売状況を更新しています。

1月27日発売、NVIDIA GeForce RTX 3050の仕様と予約在庫情報

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 性能的には妥当なところですね。
    3060の性能が欲しいなら3060を買えば良いのであって、価格差を考えると妥当と言えるでしょう。

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