8/18発売予定のマイクロソフトの『Flight Simulator』(通称:FS2020)ですが、推奨スペックは発表されているものの、どの程度の画質で動かせるのか気になると思います。
Beta版をプレイして色々試しましたが、結論から言うとGPUだけこだわれば割とどんなパソコンでも動かせる可能性があります。
忙しい人のために
- FS2020のパフォーマンスはGPU性能に大きく依存する
- Ultra画質(最高画質)で4K60fpsを出せるGPUは2020年8月時点では存在しない
- 4KでUltra画質に設定してもCPU使用率は平均40%、最高でも60%(i7 6700K@4GHz)
- Ultra画質の場合、RTX2080Tiでも4Kで30fps程度
- RTX2060~RTX2080Superの場合、1080pのHigh画質が限界(40~60fps程度)
- 発売日にGPUを一緒に買い替えるなら、NVIDIA RTX2070 SuperかRadeon RX5700XT(5~6万円程度)
- オススメはAmpereかBig Naviを待つ事(それまでは妥協した画質で飛ぶ)
必要スペックのおさらい
最小スペック
- CPU: Ryzen 3 1200 / Intel i5-4460
- GPU: Radeon RX 570 / NVIDIA GTX 770
- VRAM: 2GB
- RAM: 8GB
- 容量: 150GB
- 回線速度: 5Mbps
推薦スペック
- CPU: Ryzen 5 1500X / Intel i5-8400
- GPU: Radeon RX 590 / NVIDIA GTX 970
- VRAM: 4GB
- RAM: 16GB
- 容量: 150GB
- 回線速度: 20Mbps
理想スペック
- CPU: Ryzen 7 Pro 2700X / Intel i7-9800X
- GPU: Radeon VII / NVIDIA RTX 2080
- VRAM: 8GB
- RAM: 32GB
- 容量: 150GB (SSD)
- 回線速度: 50Mbps
推奨スペックまでは恐らく、GPUさえ変えれば到達可能な人も多いと思われますが、回線速度に関しては時間帯によっては推奨まで到達できない人も居そうです。
ただし、この表だけですと、どのスペックでどの程度の画質へ到達可能なのかは分かりませんので、実際にプレイして確認してみました。
プレイ環境
- OS: Windows 10 April 2020 Update (2004)
- CPU: Core i7 6700K
- GPU: NVIDIA RTX2700 Super
- VRAM: 8GB
- RAM: 32GB
- HDD容量: Westerndigital NvSSD 512GB
- 回線速度: 平均300Mbps
- 画面解像度:最大3840 x 2840 (4K)
プレイ環境としては、CPUは最小と推奨スペックの間、GPUに関しては理想スペックに一歩及ばずと言う所です。
画質設定毎のfpsの違い
計測ソフト : MSI Afterburner (RivaTurner)
計測時間:5分平均のfps
RTX2070Superとそこそこの性能を持っているGPUですが、1080pで60fps維持するには『Medium』設定でないと達成できません。
4Kにおいては、『Low』でも60fpsをキープするのは困難です。
60fpsへのこだわりが無ければ『High』でも30fpsは出ているため、快適にプレイは出来ます。
『Ultra』では30fpsを下回るため、機体の操縦がワンテンポ遅れるようになり、プレイが困難な状態でした。
RTX2080Ti搭載PCへ入れてみました
知り合いにRTX2080Tiを持っている方が居ましたので、FS2020を入れて測定しました。
ただ、最高峰のRTX2080Tiであっても、60fpsをキープできるのは4K環境下では『Low』のみ。『Ultra』でもプレイするのに最低限必要なレベルである30fpsは維持できています。
しかし、2020年8月時点発売のGPUでは『Ultra』で4K60fpsは不可能と言うのが良くわかりました。
画質設定による違いについて
『Low』、『Medium』、『High』、『Ultra』の4つの画質設定がありますが、実際にどの程度画質が変わるのか、比較を用意しました。
海外のゲーム実況をするYoutubeチャンネル『ObsidianAnt』に、同じ場所をLow/Medium/High/Ultra画質で比較する動画が挙がっていますので実際に見てみてください。
感想としては、『Medium』でも気象条件によっては満足度の高い画質と感じることができます。
赤丸で囲っている遠くの描写はMediumとHighでは建物や森の描写に違いがありますが、実際に飛んでいると注意して見なければ荒さは感じません。
ただし、やはり並べられて違いを比べると『Medium』と『High』で画質の違いを顕著に感じます。また、一度『High』でプレイしてしまうと、いくらフレームレートが安定していても『Medium』の画質では物足りなさを感じ、戻るのは躊躇してしまいます。
GPUヘビーなゲームは誰でもプレイしやすい
2006年に発売されたFlight Simulator Xでは、CPUへ対する負荷が高く当時最新だったCore2Duoでも長いロード時間、フライト中にテキスチャーのロードが間に合わず荒い画質になるなどがありました。テクスチャや建物の自動生成に高い負荷がかかっていたと思われます。
一方で、FS2020ではテクスチャーや建物はネットからダウンロードしてくる方式を取っています。また、恐らくテクスチャーや建物のロードなどにはGPUの処理能力を使っているため、GPUへの負荷が非常に高くなっているようです。その反対にCPUへの負荷は非常に低くなっています。
この傾向は自分を含めてFS2020に興味がある方にはある意味喜ばしい変化と考えられます。なぜなら、自作PCユーザーであればGPUの買い替えは比較的簡単にできます。もちろん、快適にプレイするには5万円以上をGPUの購入に支払う必要がありますが、CPU性能が追い付かず、交換を迫られるよりはコストと労力が抑えられます。ですので、その点では今回のFlight Simulator 2020は多くの人がプレイしやすいと考えられます。
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