Nintendo Switch 2 のTVモードは可変リフレッシュレート(VRR)に非対応の可能性
2025年4月2日に正式発表されたNintendo Switch 2ではハードウェアにはNVIDIAのAmpereアーキテクチャーをベースとしたチップセットのほか、本体ディスプレイには1080p解像度ながら、120Hzの高リフレッシュレート、HDRそして可変リフレッシュレート(VRR)に対応しています。
しかし、どうやらドックにNintendo Switch 2を置いたTVモード時にはVRRには対応しない可能性が海外のNintendo Switch 2の公式サイトに加えられた変更から浮上してきています。


海外掲示板ResetEraのユーザーによると、アメリカやカナダ向けの任天堂公式サイトに掲載されているNintendo Switch 2の商品紹介ページでは、発表当初、TVモードに関する説明部分に「対応テレビと接続すればHDR、VRR、そして最大120fpsでのプレイが可能」といった趣旨の記載があったとのことです。しかし、最近になってこの説明文から『VRR』の表記が削除されたことが確認されたため、TVモードではVRR機能が利用できないのではないか、との見方が出ています。

TVモードでのVRR対応に関する記述は、各国の公式サイトによって異なっており、例えば日本のサイトでは当初から関連記述がない一方、イギリスのサイトでは現在も記載が残っているなど、情報に統一性が見られない状況です。そのため、今後イギリスのサイトからもVRRに関する記述が削除されるようであれば、TVモードでのVRR非対応の可能性が高まります。逆に、北米サイトなどで再び記述が復活すれば、一時的な誤記であり、実際にはTVモードでもVRRに対応する可能性が高いと考えられますので、今後の公式サイトの動向が注目されます。
仮にTVモードでVRRが利用できない場合、特に大画面テレビでプレイする際に、フレームレート変動による映像のチラつき(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)が目立ちやすくなる可能性があります。携帯モード時よりも高い描画性能が期待できるだけに、体感的なスムーズさが損なわれることが懸念されます。
なお、Nintendo Switch 2本体の内蔵ディスプレイに関しては、NVIDIAの公式ブログでG-Sync(VRR技術の一種)に対応することが明らかにされています。もしTVモードでのVRR非対応が事実であれば、その理由として、ドックからHDMI出力へ変換するハードウェアの制約などが考えられます。もしこのハードウェア制約が原因であれば、TVモード時のVRR対応は将来的なソフトウェアアップデートでも困難になる可能性もあります。ただ、この点はまだ情報が不明確であるため、任天堂からの正式な追加情報の発表などが待たれます。
Nintendo scrubs mentions of the Nintendo Switch 2 supporting VRR on a TV while docked | resetera
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