Nintendo Switch 2 でプレイできるGameCubeタイトルは900pで動作。オリジナルより高画質に出力
任天堂はNintendo Switch 2の発表会にて、専用サービスとして2001年に発売した据え置き型ゲーム機のGameCubeのタイトルがNintendo Switch 2で遊べるNintendo Classicを配信し、GameCubeコントローラーをワイアレス化した復刻版も発売しますが、Nintendo Switch 2でプレイするGameCubeについてはNintendo Switch 2の性能を活かしてオリジナルより高い解像度でのプレイが可能であることがゲームプレイ映像の解析などで明らかになりました。


Digital FoundryがNintendo Directで紹介された動画などを解析したところ、GameCubeタイトルはNintendo Switch 2では解像度1280 x 900の4:3アスペクトレシオでのレンダリングに加え、アンチエイリアシングも適用されているとのことです。また、これらはドック時はアップスケールして4K解像度で出力される設定になっているとのことです。そのため、GameCubeの640×480解像度に比べると多くのタイトルでは画質が大きく向上するとのことです。

また、16:9のワイドスクリーンに対応するタイトルの場合、16:9出力にも対応するため現在では一般的な16:9モニターでゲームをプレイしてもピラーボックス(アスペクトレシオが異なる映像を表示した際に表示される黒いバー)が表示されず16:9モニターでプレイする恩恵を受けられるとのことです。ただ、GameCubeタイトルの出力は1280 x 900に限定されているため、16:9出力をしても4:3アスペクトレシオの1280 x 900を16:9にストレッチして表示する方法が取られているとのことです。
フレームレートはGameCubeのタイトル次第で、60fpsに元々対応しているタイトルであれば60fpsのまま出力される一方で、30fpsで出力されるタイトルはNintendo Switch 2の性能を活かして60fps化されることはなく、30fpsのまま出力されるとのことですのでより快適にプレイすることを期待していたユーザーにとっては少々残念な対応だったかもしれません。
ただ、それでもレンダリング解像度が480pから約2倍の900pにまで向上していることから懐かしいタイトルをより高画質にプレイできるという点は魅力的と言えそうです。
Switch 2 GameCube Emulation Breakdown | Digital Foundry
コメント
コメント一覧 (4件)
480pの2倍だと、性格には960Pになるけど、どうしてこんな微妙に中途半端な解像度にしてしまうのか今いちよく分からない
むしろそっちの方がきっちり等倍化できるので綺麗に拡大しやすいと思うんだが・・・
480pの2倍だと、性格には960Pになるけど、どうしてこんな微妙に中途半端な解像度にしてしまうのか今いちよく分からない
むしろそっちの方がきっちり等倍化できるので綺麗に拡大しやすいと思うんだが・・・
900pは16:10寄りの解像度であり、4:3アスペクト比(古いゲームの比率)にも比較的近い表示ができるうえ、現行のGPUや画面出力との親和性が高いため採用されている可能性があります。
900pであれば、後で整数倍で4K(3840×2160)に近いサイズにアップスケールする際の処理も比較的効率的です(例えば横方向は3倍=3840、縦は2.4倍=2160)。
AMDのFSR(FidelityFX Super Resolution)などのアップスケーリング技術では、ちょうど2倍の整数スケーリングよりも、最終解像度への効率的なスケーリング処理が重視される場合があります。
1280×900という解像度は、これらのスケーリング技術で最終出力(たとえば4K)に向けて処理する際に最適化された中間解像度かもしれません。
ニンテンドーって900p好きですね
なんとも中途半端に感じますが、開発エンジン的に都合がいいのかな?
どうせならできる限りの解像度にしてほしかったし、フレームレートも増やしてほしかったですが、NVIDIAにはAFMF的なものがまだないから追々なのかな?
60fpsを120fpsにもできるわけで、もし技術的に可能になったら必ず欲しい部分はありますが。