サムスンもDRAMとNANDを値上げ。DDR5やNVMe SSDはさらに高騰へ

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サムスンもDRAMとNANDを値上げ。DDR5やNVMe SSDはさらに高騰へ

DDR5やHBMに使われているDRAMやNVMe SSDなどに使われているNANDフラッシュについてはコンシューマ製品の需要低減により2023年ごろは価格が低下していました。しかし、2024年からはAI需要によりHBMの製造に必要なDRAMに加え、学習データを保管するNANDフラッシュなどの需要が大きく増加、供給能力を上回る需要となりMicronはすでに値上げを発表しましたが、同じくDRAMやNANDフラッシュなどを製造するサムスンもMicronの値上げに便乗してなのか、値上げを行う方針のようです。

韓国のメディアのMKによるとサムスンはDRAMとNAND製品の価格を3~5%引き上げる決定をサプライヤーに通知したようです。この値上げ理由としてはアメリカのトランプ政権が導入する関税を回避するために製品を大量に前倒し輸入する「フロント・ランディング」を行っているほか、顧客も半導体製品の在庫を確保に走っており、需要が急増していることも要因になっているとのこおtです。

なお、サムスンの値上げにより値上げをしていない主要なDRAM、NANDフラッシュメーカーはSK Hynixのみになりますが、値上げを実施するにも時間の問題と考えられ、今後コンシューマ向けのDDR5やNVMe SSDのほか、グラフィックスカードなどに使われているGDDR6/7ほか、スマートフォンやノートPCなど最終製品の価格にも悪影響を与えることは必須と言えます。

実際に、この値上げに先んじてか調査会社のDRAMeXchangeのデータではDDR5向けメモリーモジュールのスポット価格は前四半期に対して最大12%上昇している他、NAND製品も約9%上昇しているため、近い内にDDR5などのDRAM製品やNVMe SSDなどNANDフラッシュを使用する製品の購入を検討している場合は早めに購入しておいたほうが良いかもしれません。

ソース

삼성전자 메모리값 최대 5% 인상 | 매일경제

https://m.mk.co.kr/news/business/11281965

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