GeForce RTX 5060 Ti は16GBモデルが3月末に発売へ。8GBモデルは4月発売へ
NVIDIAはアッパーミドルレンジ向けグラフィックスカードのGeForce RTX 5070を2025年3月5日に発売しますが、この後にはミドルレンジ向けグラフィックスカードとなるGeForce RTX 5060 Tiの発売を予定していますが、今回このRTX 5060 TiのTBPなど消費電力に加え、VRAM容量が異なる2モデルが投入されることとそれぞれの発売時期に関するリーク情報が明らかになりました。
wccftechの情報筋によれば、RTX 5060 TiはVRAM容量が異なる2種類のモデルで展開される予定で、まず16GBモデルが発売され、その後8GBモデルが続くとされています。RTX 5060 Tiに搭載されるGPUは、Blackwell GPUラインアップの下位から2番目に位置するGB206 GPUを採用し、バス幅は現行のRTX 4060 Tiと同様に128-bitに制限されます。そのため、16GBモデルではGDDR7メモリを両面に4枚ずつ搭載する設計となり、バス幅や帯域幅は8GBモデルと全く同じ仕様になると見られています。
消費電力はRTX 5060 Tiは16GB版も8GB版も共に180Wに引き上げられる見通しで、RTX 4060 Ti 8GB版が160W、16GB版が165Wだったのと比較すると、それぞれ20W、15W程度の増加となりますが増加量は小さいため電源ユニットの交換なく、RTX 3060 TiやRTX 4060 Tiからの乗り換えることが可能と言えそうです。また、電源コネクターはNVIDIAは12V-2×6コネクタのほかに、PCIE 8pinコネクタもAIBの選択次第では使えるようにしているため、多くのモデルは互換性を考慮して後者のPCIE 8pinコネクタを採用するものと考えられます。。
発売時期に関しては、RTX 5060 Ti 16GBモデルがまず3月末に発売され、その後、RTX 5060 Ti 8GBモデルが4月前半に登場する予定です。
現時点では価格や性能の具体的なリークはありませんが、AMDのRadeon RX 9060シリーズ投入やミドルレンジ市場の状況を考慮すると、現行のRTX 4060 Ti 16GB同様に、RTX 5060 Ti 16GBは約$500(約98,800円)前後の価格設定になると予想されます。
性能面では、RTX 4060 Ti 16GBでボトルネックとなっていた帯域幅が、GDDR7採用により約55%拡大されるため、タイトルや解像度、画質設定によっては、RTX 4060 Ti 16GBに比べて10~20%ほど高い性能が実現できる可能性があります。一方で、8GB版に関しても帯域幅の拡大による性能向上は期待されますが、一部タイトルではVRAM容量不足により、16GBモデルに劣る可能性もあるため、将来的な使用感や長期的な互換性には注意が必要です。
NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti Comes In 180W TBP With 16 GB Launching First In Late March Followed By 8 GB In April | wccftech
https://wccftech.com/nvidia-geforce-rtx-5060-180w-tbp-16-gb-launching-late-march-8-gb-in-april
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