AMD Ryzen 7 9800X3D は2024年11月7日発売で確定。3D V-Cacheが2世代目に進化へ
AMDはIntel Arrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズの発売翌日にあたる2024年10月25日にRyzen 9000X3Dシリーズの発表を行うとされていましたが、AMDは一足先にRyzen 9000X3Dシリーズの存在のみを正式に発表し、発売日を明らかにするティザーを公開しました。
11.07.24
— AMD Ryzen (@AMDRyzen) October 21, 2024
The gaming legend returns. pic.twitter.com/7TphVQFutC
ティザー動画では「X3D Reimagined」と表示され、2024年11月7日に発表されることを示唆しています。また、メディア向けに展開されたティザースライドでは、2024年11月7日に発売されることが記載されています。
このティザーでは具体的にどのモデルが発売されるかは明言されていませんが、リーク情報によればRyzen 7 9800X3Dが確定しており、同モデルが最初に発売される予定です。
なお、2024年11月7日は海外での発売日ですが、日本では若干遅れて発売される傾向があるため、11月9日(土)または翌週の11月15日(金)に発売されると見られています。
They call this 2nd Generation 3D V-Cache Technology.
— Hoang Anh Phu (@AnhPhuH) October 21, 2024
Which means it will be different from the 1st gen on Zen 3 and 4
AMD関連のリーク情報に定評があるHoang Anh Phu氏によると、このRyzen 9000X3Dではティザー動画に記載された「X3D Reimagined」の通り、3D V-Cacheに変更が加えられるようです。AMDはRyzen 9000X3Dに「第2世代3D V-Cache Technology」を採用していることを明らかにしています。
3D V-Cacheは2022年に発売されたRyzen 5000X3Dと2023年に発売されたRyzen 7000X3DではCPUアーキテクチャは異なりますが、3D V-Cacheには大きな変更がなく、第1世代とされています。
しかし、Ryzen 9000X3Dではこの3D V-Cacheの構造に大きな変更が入る見込みです。実際、3D V-Cacheを搭載するベースダイであるCCDはZen 3やZen 4まで3D V-Cache用に比較的大きなTSV(貫通電極)が備わっていましたが、Zen 5のCCDではこのTSVのサイズが縮小されています。また、Zen 5のL3キャッシュの面積も縮小されているため、3D V-Cacheも同様に縮小される見通しです。これにより、3D V-Cacheの弱点であった放熱性と、それに伴う低めの動作クロックも大幅に改善されると考えられています。
実際に、リークされているRyzen 7 9800X3Dのベンチマークでは、PBO有効状態で最大5.7 GHzで動作するなど、現行のRyzen 7 7800X3Dの5.05 GHzから大幅に向上しており、性能の大幅な向上が確認されています。
なお、AMDはこのRyzen 7 9800X3Dに関して、3D V-Cacheの変更点とパフォーマンス、そして価格について、Intelが発売するArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズ発売後に明らかにすると見られています。
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コメント
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勝利を約束された剣の1つ
クロック高いから高熱化するかでマザボ選び変わりそう