Core Ultra 9 285K はCore i9-14900Kより14%高い電力効率に。250W動作のベンチマーク結果が登場
Intel Core Ultra 9 285Kは、2024年10月24日に発売予定のArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズ最上位モデルとなるCPUです。Intelの発表によると、先代のCore i9-14900Kに対して低い消費電力でありながら高いパフォーマンスを発揮するなど、電力効率の向上が図られていると言われています。
Core Ultra 9 285Kに関して、PL2を250Wに設定した製品版でCinebench R23ベンチマークを実行した結果が明らかになり、先代のCore i9-14900Kに比べて非常に高い電力効率を発揮していることが確認されました。
Core Ultra 9 285Kの電力設定はDefault、Performance、Extremeの3種類が存在し、今回は最大250Wまで使用可能なPerformance Profileを用いてCinebench R23のマルチコアが計測されており、スコアは45,563ポイントを記録しています。
CPU | 消費電力 | スコア |
---|---|---|
Ryzen 9 9950X | 253W | 46,904 |
Ryzen 9 9950X | 230W | 46,090 |
★Core Ultra 9 285K | 250W | 45,563 |
Ryzen 9 9950X | 200W | 44,782 |
Core i9-14900KS | 320W | 42,678 |
Ryzen 9 9950X | 170W | 41,808 |
Core i9-14900KS | 253W | 41,285 |
Core i9-14900K | 253W | 39,882 |
先代のCore i9-14900Kでは53W動作で39,882ポイントを記録していたため、性能と電力効率共に約14%向上しています。また、320Wで動作するCore i9-14900KSに対しても7%上回っており、電力効率の観点では37%向上するなど大幅な改善が見られています。
ただし、競合のAMD製CPUと比べると若干劣っていると見られており、230Wで動作するRyzen 9 9950Xに対してスコアはわずかに劣る一方で、電力効率は9%劣るなど、電力効率面ではAMDの方が優れている可能性が高いと言えます。
Intel Core Ultra 9 285Kを含むCore Ultra 200Sシリーズは2024年10月24日に発売され、同時にレビューも解禁されます。ここで電力効率を含め、AMDのRyzen 9000シリーズとの違いが明確になると考えられるため、まもなく明らかになるレビュー結果に注目です。
Lê Duy Thanh | Facebook Group
コメント