サムスン Galaxy S25 「無印」はコスト削減のためDimensity 9400を採用する可能性
サムスンは2025年はじめに主力スマホGalaxy S25を無印モデル、大型の無印モデル、そしてフラッグシップのUltraの3モデル構成で発売予定です。この中で無印モデルにはコスト削減のため自社開発のExynos 2500を搭載する計画でしたが、製造に使われるサムスンの3nm GAAプロセスの歩留まり問題により延期が決定しました。そのため、Ultraモデルに採用予定だった高価なSnapdragon 8 Gen 4を採用する可能性がありましたが、サムスンではコスト削減を優先し、同チップセットに匹敵する性能を持つMediaTekのDimensity 9400を無印モデルの代替チップとして採用する可能性があるようです。
Base S25 will have Dimensity
— Jukanlosreve (@Jukanlosreve) October 1, 2024
リーカーのJukanlosreve氏によるとGalaxy S25の無印モデルではSnapdragon 8 Gen 4よりコストが20%程度安価な事を背景に、Exynos 2500の代わりに採用される可能性があるようです。
サムスン製スマートフォンやタブレットは長年、QualcommのSnapdragon 8を主力モデルには採用しており、MediaTek製チップセットは一部のミドルレンジ以下のモデルでしか採用例がありませんでした。しかし、2024年2月ごろにMediaTekはシェア拡大を目論みサムスンに対して特別な値引きを提供したことが明らかにされており、10月3日に発売されたGalaxy Tab S10+シリーズではDimenisty 9300+が採用されているため、この流れでGalaxy S25無印モデルにDimensity 9400が採用されても不自然ではありません。
なお、このGalaxy S25へのDimensity 9400採用をきっかけに、サムスンが今後もMediaTek製チップセットの採用を拡大するのかは不明ですが、QualcommのSnapdragon 8シリーズチップセットの価格が大きく高騰しているほか、競争力をつけてきている中国製スマートフォンとも対抗する必要があるサムスンとしては現状、コスト優位なMediaTek製チップセットの採用を拡大する可能性は高いと言えそうです。
Jukanlosreve | X (Twitter)
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