Switch 2は現行Switchとの後方互換性を確保。現行Switchのファームウェアにヒントあり?
任天堂では2017年に発売されたSwitchの次世代モデルである通称Switch 2の開発を進めており、2025年上半期中には発売されると見られています。今回、現行Switch向けに2024年3月末に公開された本体ファームウェアバージョン18.0.0のファイルシステムより、Switch 2は現行Switchに対して後方互換性を確保している可能性が高いことが明らかになりました。
Nintendo Switchに関しては、Yuzu emulatorなど任天堂からの著作権侵害により訴えを起こされていますが、自作エミュレーター開発などでファームウェアを解析するグループが存在しており、彼らがGithub上でSwitchファームウェアバージョン18.0.0のファイルなどをアップロードしています。ただ、そのデータの中身を確認したFamiboardのユーザーが、システムファイルをゲーム側に公開する方法を指示したコードに互換性を意味するCompatibilityの省略である『Compat』という文字列が複数追加されるなど、確定ではないものの、Switch 2でSwitchのゲームがプレイできるよう、以下のような機能を持たせてある可能性があることを明らかにしています。
- Switch 2 向けの高品質なグラフィックリソース
- SwitchとSwitch 2でレンダリング品質や設定の切り替えを行う仕組みを追加
他にも、このファームウェアでは『platform ID』と呼ばれる機種を識別する命令が大量に追加されているなど、現行のNintendo Switchと次世代機のSwitch 2を識別するコードが追加されているため、現行SwtichとSwitch 2の間ではOSの基本部分は共有する可能性は高く、Switch 2がSwitch対応ゲームに対して互換性を維持する可能性が高いと言えそうです。
なお、ハードウェア面ではSwitch 2は現行Switchと同じくCPUにArmを使い、GPUにはNVIDIA製GPUを使っているため、本体ファームウェア側である程度対応ができていれば、Switch 2でSwitchのゲームをプレイするなどの後方互換性は容易に実現できると考えられます。
Future Nintendo Hardware & Technology Speculation & Discussion |ST| (New Staff Post, Please read) | Famiboards
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