ブロワー型のGeForce RTX 4070 SUPERとGeForce RTX 4070 Ti SUPERが発売。アジア地域限定で中国でのAI需要がターゲット?
NVIDIAのGeForce RTX 4070 SUPERとRTX 4070 Ti SUPERはそれぞれ2024年に発売されたグラフィックスカードで、前者は12GBのGDDR6X、後者は16GBのGDDR6Xを搭載するほかゲーミング性能も高めな上、AI用途でも使えるグラフィックスカードになっています。ただ、AI用途で使う場合ネックになるのがこれらのグラフィックスカードは本体サイズが大きく、トリプルスロットやトリプルファンクーラーを採用したモデルがほとんどでしたが、GALAXがデュアルスロットかつブロワーファンを備えたRTX 4070 SUPERとRTX 4070 Ti SUPERを発売しました。
2つのグラフィックスカードはそれぞれ同じサイズのブロワー型クーラーを備えているため、複数台搭載する用途に最適化されています。仕様はGeForce RTX 4070 SUPERでは7168コアのCUDAコアを備え、動作クロックはリファレンスモデルと同じ2475 MHzに設定されています。GeForce RTX 4070 Ti SUPERはコア数が8448コア備え、こちらも動作クロックはリファレンスモデルと同じ2610 MHzに設定されています。
価格はGeForce RTX 4070 SUPERが$599、GeForce RTX 4070 Ti SUPERは$799で北米でのメーカー希望小売価格に設定されています。なお発売地域はアジア・太平洋地域に限定される予定で、主に中国でのAI需要を狙ったモデルであると考えられます。
ここ最近のNVIDIA製グラフィックスカードではブロワー型クーラーを備えるケースは稀で、NVIDIAがエンタープライズユーザーに安価なGeForceを使わせないためにAIBに制限を課しているという噂も過去にはありました。しかし、ここ最近は個人でもAI用途でグラフィックカードを買う例が増えてきていることからこの制限も撤廃され、実際にAIB大手のGALAXから正式に発表されています。ただ、販売地域はアジア・太平洋地域と記載がありますがこれは中国を指しており、日本では発売されない可能性が高いと言えそうです。
GeForce RTX 4070 SUPER Classic | GALAX
https://www.szgalaxy.com/goods/detail?id=580715312136196096
GeForce RTX 4070 Ti SUPER Classic | GALAX
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