ソニーが次世代PlayStation Portableを開発中? PS4ゲームの動作も可能
近年、Steam Deckをはじめとするハンドヘルド型ゲーム機が低消費電力で動作可能なAMD製APUの性能が上がってきたことに伴い人気が増しており、2025年にはPS5にも迫るような性能を持つと言われているStrix Halo APUも投入されるなどゲームを動作させるのに必要なハードウェアの小型化が可能になってきています。
この様にハードウェアの進化と、ハンドヘルド型ゲーム機の市場規模が拡大する可能性があるためか、ソニーに精通するリーカーのAnton Logvinov氏がPlayStation 4のゲームがプレイ可能な新型PlayStation Portableを開発している事を明らかにしました。
Logvionov氏からは詳細なハードウェア仕様などの情報は述べられていませんが、Moore’s Law is Deadでは過去にこの次世代PSPについてハードウェア構成についてもリークがされています。
次世代PSP(動画内ではVita 2)はAMDのカスタムAPUを採用予定で、仕様や性能などの構想を練っている段階で早くても登場まで2年間はかかる段階とのことです。このカスタムAPUの仕様が決定はしていないものの、PS4との互換性を維持することを目的にCompute Unitは18コアで設定され、PS5向けゲームもパッチを当てる事で動作させることが可能になりそうです。
ただ、この次世代PSPはPS5ファミリーとしてではなく、PS6ファミリーとして投入することを想定しているとも言われているため登場時期は早くても2026年以降に投入される予定となっています。この時期に投入されるAMDのGPUアーキテクチャーの最新はRDNA5と考えられ、APU内蔵GPUの性能も大きく向上していると考えられます。そのため、仮に18コアのCompute Unitを搭載するのであればPS4ゲームは不自由なく動き、PS5レベルのゲームも多少の解像度引き下げぐらいで動作可能になるかもしれません。
AMDの高性能APUの登場でハンドヘルド型デバイスでPCゲームをプレイする事が現実的になりつつあり、Steam DeckやASUS ROG Allyなどのデバイスも知名度を増している中で、ソニーとしてもPSPの様なハンドヘルド型デバイスに商機があると考えるのは自然です。
特にソニーは過去にPSP、PS Vitaなど出したノウハウもあるので実際にPS4やPS5ゲームが動くような次世代PSPが出ればSteam DeckなどPCゲームをプレイしたいユーザーに加え、Nintendo Switch 2では物足りないというユーザーも取り込むことが可能になるかもしれません。
ただ、ソニーのゲーム事業は想定した収益が上げられていないため人員削減など構造改革が行われており、PS5の売り上げも徐々に減る見通しが立てられるなど先行きがあまり明るいとは言えません。そのため、この次世代PSPが本当に出るのかはまだ不透明な状況とも言えますのであまり期待しすぎない方が良いです。
[Rumor] Sony is preparing for a new PSP that will run PS4 games | Resetera Fourms
RTX 4080 SUPER Analysis | PlayStation Vita 2 Leak | AMD Zen 5 Update | Moore’s Law is Dead
補足情報
ハンドヘルド型PlayStationはソニーが開発を検討しているハンドヘルド型ゲーム機で、AMD製APUを搭載し、PS4およびPS5のゲームが動くと言われています。ただし、まだ構想段階と言われており早くても2026年以降登場するなどPlayStation 6ファミリーとして投入されると言われています。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
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ゲーム機 | ソニー | ハンドヘルド型PlayStation | 2026年以降 |
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