Android 15では『デバイスを探す』機能のためにBluetoothをオフしても一定時間後には自動オンに復帰へ
AppleのiPhoneやiPadなどのデバイスでは探したいデバイスの電源が切れていたり、オフラインでも周囲のデバイスを経由してデバイスの位置情報を取得することができます。これはデバイスを紛失したときや盗難時に効果を発揮するのですが、同様の機能はAndroidデバイスには2024年時点では導入されていません。
しかし、GoogleもAppleから遅れること6年の時を経て2024年に投入予定のAndroid 15からオフラインおよび電源オフ状態のデバイスを別デバイス経由で探す機能が追加される予定ですが、この機能が適切に利用できるようにAndroid 15導入後はBluetoothをオフにしても、一定時間経過後には自動的にオンに戻る仕様が導入されるようです。
具体的な動きとしては、ユーザーがBluetoothをオフにする際に新しいトグルとBluetoothが利用する機能について注意書きが表示されるとともに、『Bluetoothを翌日に再びオンにする』と言うオプションが自動的に選択された状態になるようです。
このBluetoothの自動オンは翌日に再びオンにするという設定に基づいて自動復帰するほか、システムアプリなどが自動的にオンにすることも可能な様です。ただ、このBluetoothを使ったデバイスを探す機能はBluetoothコントローラー側が対応している必要があり、非対応の場合は自動復帰オプションは表示されない様です。
AppleのiPhoneやAirtagなどで使われている『探す』機能もBluetoothを使う事で実現しており、iPhoneなどでもBluetoothが午前5時を過ぎると自動復帰します。Androidもデバイスを探す機能はBluetoothを利用しているため、Apple同様にデバイスを探す機能が適切に動作させるために可能な限りBluetoothをオンにする設定が組み込まれる様です。
Bluetoothについては消費電力量は極めて少なく、オン・オフでほとんど差がないと言えます。ですので盗まれたデバイスや紛失したデバイスが発見されるチャンスを増やすためにもわざわざBluetoothを切る様な事はしないようにしましょう。
Android 15 really doesn’t want you to turn off Bluetooth | Android Authoriy
https://www.androidauthority.com/android-15-bluetooth-auto-on-3431445
補足情報
Androidの電源オフでも探す機能はAndroid 15から導入される新機能で、名前の通りAndroidデバイスの電源を切った状態でもデバイスの位置情報を取得できる機能です。
この機能はデバイスの電源を切った際にBluetoothコントローラーにビーコン情報を書き込み、他のデバイスに探してもらうという仕組みになっていますが、Bluetoothコントローラー側の対応が必要なため、Android 15対応端末でも一部端末でしか利用できないと見られています。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
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スマートフォンOS | Android 15 | 2024年8月以降 |
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