SXMからPCIeに変換するアダプターが登場。密輸したHopper H100がSXMでPCに繋がらなかった人向け?

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SXMからPCIeに変換するアダプターが登場。密輸したHopper H100がSXMでPCに繋がらなかった人など用途が限定的なアダプター。

NVIDIAのHopper H100 GPUは高速なAI処理や学習を行うには必要不可欠なGPUになっており、AI市場に参入を目指す企業や研究者、個人含め需要が高く、価格が1台あたり400万円以上する中で未だに納品まで3か月以上かかる状態です。

また、中国などではこのHopper H100は禁輸対象になっており正規ルートでは手に入らない製品になっています。そのため、中国のフリマサイトであるGoofishでは手あたり次第Hopper H100などのサーバー・データセンター向けGPUを求める人向けにSXMからPCIe Gen 4に変換するアダプターが登場しています。

この変換アダプターはメルカリの中国版とも言える閑魚(Xianyu)で2500円程度で出品されています。仕様としてはHopper H100向けのSXM5をPCIe Gen 4に変換し、通常のPCIeレーンに接続できるようにするだけです。もともとSXM自体、PCIeをベースにした技術であるためソケットが違えど信号自体には互換性があります。また、SXMでは電源も供給されるためアダプターには8pin EPS電源を2つ搭載し、ここから得た電力をSXMに流す仕組みになっています。

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このSXMをPCIe Gen 4に変換するアダプターの用途については謎に包まれています。なぜならSXMはHopper H100を8台程度セットで搭載するDGX用途で出荷されるモデルであるため、SXMモデル単品で入手することは困難です。ですので、用途として考えられるのがDGXを購入し、搭載されている8台のHopper H100を数人で分けて使うケースや、闇市でSXMのHopper H100を手に入れたので動かしたいなど極めて限られた用途でしか使えなさそうな変換アダプターになっています。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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