Snapdragon 8 Gen 3搭載のGalaxy S24はGPUが最大1 GHzで動作。ゲーミング性能向上も爆熱に?
サムスンでは2024年1月頃に次世代フラッグシップスマートフォンであるGalaxy S24シリーズの発表を行う予定としていますが、この中で最上位モデルとなるGalaxy S24 Ultraと北米で販売されるすべてのGalaxy S24シリーズではQualcommの最新鋭SoCであるSnapdragon 8 Gen 3が搭載される予定とされています。
このSnapdragon 8 Gen 3はTSMC 4nmで製造され、CPU性能についてはApple A16 Bionic以上の性能を持つなど高い性能が期待されていますが、サムスンではCPU性能だけではなく、GPU性能も向上させるためにSnapdragon 8 Gen 3内蔵のGPUについてQualcommの標準仕様に対してオーバークロックを行う計画であることが明らかになりました。
8Gen3 For Galaxy
— ICE UNIVERSE (@UniverseIce) November 2, 2023
GPU 1000MHz
Snapdragon 8 Gen 3のGPUは標準状態では903 MHzで動作する仕様になっていますが、リーカーのICE UNIVERSE氏によると、Galaxy S24に搭載されるSnapdragon 8 Gen 3のGPUは1 GHzに設定されるとのことです。この高い動作クロックによってGalaxy S24のグラフィックス性能については向上するのですが、動作クロックを引き上げると背反として当然ながら発熱が発生します。
そのため、適切な冷却機構を備えていなければ瞬間最大的には高いグラフィックス性能を発揮できるものの、例えば数分から数十分ほどスマートフォンでゲームをプレイするとパフォーマンスが大きく落ちたり、スマートフォン本体が非常に熱くなるなどユーザービリティーが損なわれる可能性があります。
Galaxy S24 Ultraはコストダウンの一環でベイパーチェンバー非搭載?マルチコア性能は低下へ。
特に、Galaxy S24 Ultraではコストダウンの一環としてベイパーチェンバーを非搭載とする話も出ているため、もし仮にGPUを1 GHzで動作させつつ、ベイパーチェンバーなどが非搭載となれば短時間のベンチマークでは高い結果を残せるかもしれませんが、実際に原神など重めのゲームをプレイした際には徐々にパフォーマンスが落ちたり、本体が非常に熱くなる心配があります。
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