Snapdragon 8 Gen 3のベンチマーク登場。Apple A17 Proに迫る性能に

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Qualcomm Snapdragon 8 Gen のベンチマーク情報が登場。Apple A17 Proに迫る性能に。

Qualcommではハイエンド向けSoCであるSnapdragon 8 Gen 3を2023年10月頃に発表すると計画されています。このSnapdragon 8 Gen 3では先代のGen 2に対して製造プロセスがTSMC 4nmの中でも改良されたN4Pが採用され、電力効率と性能が向上すると見られていますが、このSnapdragon 8 Gen 3のGeekbenchスコアのリーク情報が登場しました。

Snapdragon 8 Gen 3は一部地域で販売されるサムスンのGalaxy S24やGalaxy S24 Ultraに搭載が予定されているのですが、Revegnus氏によるとこのGalaxy S24に搭載で計測されたSnapdragon 8 Gen 3のGeekbench 6のスコアは7400ptほどを記録するとのことです。

このスコアはGalaxy S23に搭載されているSnapdragon 8 Gen 2に比べるとスコアが約49%の向上を記録しているほか、Galaxy S24自体まだ開発段階であるため今後の最適化次第ではさらにスコアが伸びる可能性があるなどポテンシャルが非常に高いSoCになっています。

まもなく発売のApple iPhone 15 Proに内蔵されるA17 ProにおいてはGeekbench 6スコアは7700pt程度を記録しており、今回リークで登場したSnapdragon 8 Gen 3が4%劣る状況にはなっています。しかし製造プロセスで見るとApple A17 ProはTSMC 3nmで製造されている一方でSnapdragon 8 Gen 3はTSMC 4nmで製造されている点を考えるとこのSoCは優れた性能であると言えます。

なお、Snapdragon 8 Gen 3の性能が高ければこのSoCを搭載するサムスン側は製品の競争力が向上すると言えるのですが、サムスン側としては性能が想定以上に高くなる事は好ましく思っていない可能性もあります。

このSnapragon 8 Gen 3を搭載するGalaxy S24では一部地域ではサムスン独自SoCであるExynos 2400が搭載される計画になっています。しかし、この前提は両SoCの性能に大きな差が無い事であり、もしExynos 2400がSnapdragon 8 Gen 3に対して性能面で大きく劣る様であればハイエンドスマートフォンとして一部地域でExynos 2400搭載と言う事は難しくなるなど製品コストやサムスンファウンドリーの稼働率など企業として非常に難しい選択を迫られる事になります。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 省エネで勝てればワンチャンあるか(OS最適化を除く)

  • ベンチマークソフトを検出すると早いんですよねスナドラ
    通常利用だと画像が多い時とかスクロール引っ掛かるんで、
    発熱を考慮して普段はGPU性能を下げてると思いますが

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