Intelでは2023年に発売するエントリーからミドルレンジ向けのRaptor Lake-S投入と同時に低価格に抑えたマザーボードであるB760チップセット採用マザーボードを投入予定ですが、どうやら現行のB660チップセット搭載マザーボードより価格が上がるようです。
IntelのミドルレンジマザーボードB760はB660より10%値上げへ。競合のAMDが高すぎるためか?
Intelでは2023年1月にRaptor Lake-Sの中でも価格を抑えたエントリーからミドルレンジモデルの投入を予定していますが、これらのモデルと同時に登場するエントリーからミドルレンジ向けのB760チップセットを搭載するマザーボードの価格に関する情報が出現しました。
中国のITHomeが独自ソースから入手した情報によると、B760マザーボードについてはCore i5-13400などエントリーやミドルレンジ向けRaptor Lake-Sと同じ2023年1月5日から発売が開始される予定とのことで、各社マザーボードメーカーは2022年12月20日から在庫が入荷されるとのことです。
そんな、B760マザーボードについてですが、IntelではB660に比べて値上げをする計画とのことで値上げ幅としては10%前後を予定しているとのことです。
値上げの理由については明らかにはされていませんが、物流費や原材料などの高騰などが挙げられる他、競合のB650マザーボードが高価であることから10%程度であれば十分競争力を確保できると考え、値上げをしたと見られています。
B760がB660に対して10%の値上げが行われても北米ではB660最安モデルは$100で販売されており、$110程度と依然としてコストパフォーマンスに優れるモデルと言えそうです。
この値上げで気になるのが日本での販売価格ですが、日本では為替レートが落ち着きを取り戻しているものの、B660発売時は$1=115円程度でしたが、現在は135円台と15%以上の円安となっています。そのため、北米での値上げ幅に加え、円安も加算されるため最終的には30%近い値上げが行われる可能性があります。ただ、現行のB660については安いモデルは1.2万円で販売されていることからB760が30%の値上げとなっても依然として1.6万円とかなり安く買えるマザーボードとなっています。
B660マザーボードについては1.2万円台で購入が可能で、B760で本体値上げ+円安でB660より30%値上げとなっても1.6万円台とまだまだ安いマザーボードと言えます。ただB760とB660の違いはPCIe Gen 4のレーン数やUSB 3.2 Gen 2×2の数ぐらいと言われていますので、ほとんどのユーザーにとってはRapotr Lake-Sとも互換性があるB660で十分と言えるのでわざわざ高い金額を払ってB760を買う必要はないと言えそうです。
あとこのIntelのマザーボード価格を見てAMDはB650などを2万円台まで値下げしてほしいものです。。。
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