RTX 3080 TiやRTX 3060を1月12日に発表予定のNVIDIAですが、既に発売済みであるRTX 3070とRTX 3080について、リフレッシュモデルであるRTX 3070 SuperとRTX 3080 Superモデルの投入を検討している可能性が高い事が明らかになりました。
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下位モデルとのVRAM容量逆転現象も解消
NVIDIA Plans GeForce RTX 3080 SUPER & GeForce RTX 3070 SUPER Graphics Cards (wccftech.com)
GeForce RTX 3000シリーズの上位モデルであるRTX 3070やRTX 3080については、数々の噂が出現しては消えていましたが、最終的には1月12日にCUDAコアやVRAM容量を大幅に強化したRTX 3080 TiやRTX 3060の投入が決定されておりラインアップの強化がされます。ただ、RTX 3060ではVRAM容量が12GB搭載されており、これによりより上位モデルであるRTX 3060 Ti (8GB)やRTX 3070 (8GB)、RTX 3080 (10GB)と逆転する事になります。この逆転現象を解消するために既存モデルのリフレッシュモデルである『Super』モデル投入が計画されている可能性がNVIDIAのリークで定評のあるkopite7kimi氏がツイートしています。
RTX 3070 SuperとRTX 3080 Super
I know there are some new SKUs recently, but I don’t know their names yet, maybe 3070 Super and 3080 Super.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) December 31, 2020
GA102 and GA103S
— kopite7kimi (@kopite7kimi) December 31, 2020
RTX 3070 SuperとRTX 3080 Superが、VRAM容量の逆転を解消するために最初に投入される可能性が高いモデルとなっています。Kopite7kimi氏によると、RTX 3070 SuperについてはGA103Sを採用し、RTX 3080 Superについては現行と同じくGA102を採用する模様です。
NVIDIAのRTX 2000シリーズではSuperモデルの投入が夏頃にされましたが、その際には既存モデルの生産がSuperモデルに置き換えられました。今回、NVIDIA RTX 3070、RTX 3080 Superの登場では、RTX 2000シリーズSuperと同様、既存モデルを置き換える可能性もある一方で、既存モデルに対して価格を少し上げたモデルとして登場するかはまだ不明です。
登場時期については、RTX 4000シリーズである『Ada Lovelace』の登場が2021年末から2022年初旬に予定されているため、遅くとも初夏ごろまでには何かしらのリリースがされる可能性が高いです。
RTX 3000シリーズでは、AMDのRadeon RX 6000シリーズの動向に注視してか、ラインアップ戦略がころころ変わっているように見られます。実際に、Radeon RX 6000シリーズが予想以上にVRAMを積んでいたためか、結果的にRTX 3080より下位モデルですが、後発モデルに当たるRTX 3060がVRAM容量を上回ってしまう事が起きてしまっています。
個人的には今後NVIDIAは既存モデルに対してVRAM容量を大きく増やしたSuperモデルに置き替えて、Radeon RX 6000シリーズに対抗していくものと思います。
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