AMD Radeon RX 7900 XTでは20GBのGDDR6を搭載へ

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AMDでは2022年11月3日にRDNA3アーキテクチャーを採用したRadeon RX 7000シリーズの発表を行いますが、今回最上位モデルとなるRadeon RX 7900 XTに搭載されるVRAM容量について情報が明らかになったようです。

目次

RDNA3アーキテクチャーに進化するRadeon RX 7000シリーズ

AMDでは現行のRDNA 2アーキテクチャーから刷新を図ったRDNA3アーキテクチャーの開発を進めており2022年11月3日にRDNA3アーキテクチャーを搭載したRadeon RX 7000シリーズに関して何かしらの発表が行われる予定です。

このRDNA3アーキテクチャーを採用したGPUにはハイエンドモデルに採用されるNavi 31とNavi 32にはコンシューマー向けGPUとしては初めてチップレットを採用すると見られており、パフォーマンスが大きく向上すると見られていましたが、今回この中で最上位モデルとなるNavi 31を搭載するRadeon RX 7900 XTのメモリーに関する情報が出現しました。

Radeon RX 7900 XTにはGDDR6を20GB搭載。当初の24GBからダウングレードへ

wccftechが入手した情報によると、Navi 31 GPUを搭載するRadeon RX 7900 XTでは当初は24GBのGDDR6を搭載する予定だったものの、20GBにダウングレードが行われる見通しとの事です。

AMDとしては当初、24GBのGDDR6を搭載する事でNVIDIAのGeForce RTX 4090 Tiにも対抗する事を計画していたとの事ですが、GDDR6が20GBにダウングレードされたとしてもAMDとしては2022年10月12日に発売されたGeForce RTX 4090に対して十分な競争力を持つだけのラスタライズ性能が確保できると予測しているようです。

Radeon RX 7900 XTでは当初は384-bitのバス幅で24GBのGDDR6が接続されると見られていましたが、今回、20GBにダウングレードされる事でバス幅は320-bitへ縮小すると見られています。これによりメモリーコントローラーやInfinity Cacheを内蔵するMemory Complex Die(MCM)も当初噂されていた6基から5基に減らされる可能性はありますが、バス幅320-bitでもInfinity Cacheを搭載する他、GDDR6も20Gbps程度の速度のものが採用されると見られているため、メモリー速度次第ではRTX 4090に近い帯域幅を有するものと見られており高いパフォーマンスが期待できると考えられます。

 

wccftechによると、Radeon RX 7900 XTについてはパフォーマンス面では20GBのGDDR6でもRTX 4090に対して競争力のあるポジションに位置できるとの事ですが、RDNA3でラスタライズ性能に関しては大きく向上すると見られているため、RTX 4080 16GBとRTX 4090の間ぐらいのパフォーマンスぐらいには位置できるのかもしれません。

24GBのGDDR6と言うとVRなどの用途では役立つかもしれませんが、それ以外の用途ではオーバースペック気味ですので、20GBに容量を落とす事で販売価格を下げる事が出来るのであれば販売価格を下げた方が競争力的には有利と言えます。

特にRadeon RX 7000シリーズのライバルでもあるGeForce RTX 4000シリーズはRTX 4080 16GBでさえも20万円を超えており、ここでRadeon RX 7900 XTが20万円を下回る価格で販売となれば大きくシェアを伸ばせるチャンスですので20GBに容量が下げられた代わりに20万円を下回る販売価格でRadeon RX 7900 XTの登場を期待したいところです。

 

 

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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