『Rocket Lake-S』のラインアップ判明。『Comet Lake』も再登場

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Rocket Lake-S Leak
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Rocket Lake-S Leak

2021年1月開催されるCES2021にて、Intelは第11世代デスクトップ向けCPUである『Rocket Lake-S』を発表予定ですが、中国のテック系情報サイトから『Rocket Lake-S』のラインアップの全容が判明しました。

Intel第11世代CPU『Rocket Lake-S』の最新情報

目次

『Rocket Lake-S』はCore i9からi5まで。Core i3からCeleronは『Comet Lake Refresh』

第11世代デスクトップ向けCPUでは、アーキテクチャを完全に刷新した『Rocket Lake-S』が13モデル、Skylake系アーキテクチャを引き続き採用した『Comet Lake-S Refresh』が13モデルリリースされる予定になっているとの事です。この情報は中国のテック系情報サイトの『ijiandao』に掲載されておりそれらをHarukaze5719氏がまとめたモノになっています。

最新アーキテクチャー採用。『Rocket Lake-S』

モデル名 コア/
スレッド
ベース
クロック
ブースト
クロック
(1コア)
ブースト
クロック
(全コア)
L3キャッシュ 内蔵GPU TDP (PL1)
Core i9-11900K 8 / 16 3.50 GHz 5.30 GHz 4.80 GHz 16 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 125W
Core i9-11900 8 / 16 1.80GHz 4.40 GHz 3.80 GHz 16 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 65W
Core i9-11900T 8 / 16 TBC TBC TBC 16 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 35W
Core i7-11700K 8 / 16 TBC 5.00 GHz 4.60 GHz 16 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 125W
Core i7-11700 8 / 16 2.50 GHz 4.90 GHz TBC 16 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 65W
Core i7-11700T 8 / 16 TBC TBC 16 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 35W
Core i5-11600K 6 /12 TBC 4.90 GHz 4.60 GHz 12 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 125W
Core i5-11600 6 /12 TBC TBC TBC 12 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 65W
Core i5-11600T 6 /12 TBC TBC TBC 12 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 35W
Core i5-11500 6 /12 TBC TBC TBC 12 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 65W
Core i5-11500T 6 /12 TBC TBC TBC 12 MB Intel Xe 32 EU (256 Cores) 35W
Core i5-11400 6 /12 2.60 GHz 4.400 GHz 4.20 GHz 12 MB Intel Xe 24 EU (192 Cores) 65W
Core i5-11400T 6 /12 TBC TBC TBC 12 MB Intel Xe 24 EU (192 Cores) 35W

『Rocket Lake-S』は、モバイル向けの『Ice Lake』で採用されたSunny Coveアーキテクチャをデスクトップ向けに移植したモデルとなっており、IPCがSkylake比で25%ほど向上しているとIntelは事前に発表しています。

全体的な傾向としては、ベースクロックが現行の『Comet Lake』に対して引き下げられていますが、新アーキテクチャ採用によりIPCが大きく向上しているため、性能自体に影響はないと考えられています。
L3キャッシュの容量は上位モデルであるCore i9とi7では16MBとなっています。一方で、Core i5では12MBに減らされています。また、『Rocket Lake-S』すべてで内蔵グラフィックスとしてIntel Xeを搭載されており、内蔵GPUのコア数がCore i5 10400と10400T以外は32EU(256コア)、Core i5 10400と10400Tが24EU(192コア)となっています。

『K』シリーズ

Intelでは同じCore i9やi7,i5の中でも上位に当たるモデルで末尾に『K』が入ります。
『Rocket Lake-S』におけるこれらのモデルではPL1時のTDPが125Wとなっており、オーバークロックが可能で、設定なしの状態でも1コア時では4.9~5.3GHzに及ぶ高いブーストクロックを発揮します。性能面ではRyzen 5000シリーズを念頭に開発されているためか、シングルコア性能では同等かそれ以上の性能を発揮する模様です。

『無印』シリーズ

Kシリーズに対してオーバークロック設定やベース・ブーストクロックと引き換えにTDPは65Wに抑えられ、価格もKモデルより低くなるモデルとなっています。

『T』シリーズ

『無印』シリーズに対してTDPがより低くなっておりモバイル向けに匹敵する35Wに抑えられています。

Skylakeアーキテクチャを継承して価格を抑えた『Comet Lake Refresh』

モデル名 コア/
スレッド
ベース
クロック
ブースト
クロック
(1コア)
ブースト
クロック
(全コア)
L3キャッシュ 内蔵GPU TDP
Core i3-11320 4/8 TBC TBC TBC 8 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 65W
Core i3-11300 4/8 TBC TBC TBC 8 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 65W
Core i3-11300T 4/8 TBC TBC TBC 8 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 35W
Core i3-11100 4/8 TBC TBC TBC 6 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 65W
Core i3-11100T 4/8 TBC TBC TBC 6 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 35W
Pentium G6420 2/4 TBC N/A N/A 4 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 58W
Pentium G6420T 2/4 TBC N/A N/A 4 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 35W
Pentium G6520 2/4 TBC N/A N/A 4 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 58W
Pentium G6250T 2/4 TBC N/A N/A 4 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 35W
Pentium G6220 2/4 TBC N/A N/A 4 MB UHD 630 24 EU (192 Cores) 58W
Celeron G5930 2/2 TBC N/A N/A 4 MB UHD 610 12 EU (96 Cores) 58W
Celeron G5930T 2/2 TBC N/A N/A 4 MB UHD 610 12 EU (96 Cores) 35W
Celeron G5950 2/2 TBC N/A N/A 4 MB UHD 610 12 EU (96 Cores) 58W

第11世代デスクトップ向けCPUとして、Core i3以下の廉価モデルに当たる製品ではSkylakeアーキテクチャを引き続き採用し、『Comet Lake Refresh』としてリリースされる見込みとなっています。
動作クロックなどは判明していないものの、L3キャッシュ容量や内蔵GPUなどは現行モデルと大きく変りません。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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