AMD Zen 5 Ryzen、コードネーム:Strixについて情報が出現

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AMDのRyzen CPUについて、Zen 5アーキテクチャーを採用するコードネーム:Strix Pointに関する情報が初めて出現しました。

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Zen 5、コードネーム:Strix Point

AMD Zen 5 Ryzen Desktop APUs Codenamed Strix Point, Features Hybrid Core Architecture on 3nm Process Node (wccftech.com)

Moepcによりと、Zen 4アーキテクチャーを採用するAPU*、通称:Phoenixは2022年にデスクトップ向けとラップトップ向けにて登場が予定されていますが、その次世代版に当たるZen 5アーキテクチャーを採用するAPUは既に開発段階の初期に差し掛かっているとの事です。このZen 5アーキテクチャー、通称:Strix Pointについて詳細が少しだけ判明しました。

*Zen 4からはサーバー向けEPYCを除き、すべてのモデルに内蔵グラフィックスが採用されるようです。

Alder Lake似のハイブリッドコアに3nmプロセスを採用

このZen 5アーキテクチャーにおいては、TSMCの3nmプロセスを採用する予定となっており、Zen 4アーキテクチャーが採用する5nmプロセスからは微細化がすすめられるようです。また、アーキテクチャー面でも大きく変更が加えられるとの事です。AMDでは、例年奇数のZen世代でアーキテクチャーの大規模刷新を行うとされており、偶数世代では最適化が図られる(IntelのTickTock戦略に似たやり方)ようですがこのZen 5では奇数世代と言う事でアーキテクチャー面でだ規模な刷新が実施されるとの事です。

このZen 5ではIntelが2021年に発売を予定しているAlder Lakeに似たハイブリッドコアを採用すると見られています。そのため、Zen 5にはbig.LITTLEからなる非対称なCPUデザインが採用されるとの事です。現在出ている情報としては、big.コア側が8コアとなり、LITTLEコア側が4コアになるとの事ですが、SMTが有効なのかなど詳しい情報については明らかになっていません。

登場は2023年から2024年

このZen 5 Strix PointではCPU面で大きく変っていますが、メモリー面でも大きく変更が加えられるようで、内蔵メモリーコントローラーやキャッシュ系の設計にも見直しが入るとの事です。Zen 4アーキテクチャーではRDNA2が内蔵される事からInfinity Cache採用の可能性がありますが、もしかしたらそれらを活用したキャッシュがCPU側にも内蔵されるかもしれません。

なお、Zen 5 Strix Pointについては2024年頃に登場する見込みとの事ですが、デスクトップ向けやサーバー向けCPUについては若干早くリリースされる傾向にあるので早ければ2023年にリリースされる可能性があるとの事。

4年後の話のため、まだまだ情報は少なく精度も低いと思われますが、Zen 5にもAlder Lake似のハイブリッドコアが採用されるという話はモバイル向けCPUなど消費電力に関する要件が厳しいモデルでは大きく効果を発揮できるため現実的と言えます。

少々気になるのが、コードネームですがZen 4ではPhoenix(不死鳥)となっていましたがZen 5ではStrix Point (フクロウ)となっているのでもう芸術家の名前からは卒業をする可能性が大きそうです。Strixと言うとASUSのStrixシリーズを連想してしまいますが・・・

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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