Zen 6 Medusa CPUでもソケットAM5を継続。2026年末ごろ登場予定

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Zen 6 Medusa世代もソケットAM5を継続。2026年末ごろ登場予定

AMDは2022年にZen 4アーキテクチャを採用するRyzen 7000シリーズと共に対応CPUソケットをソケットAM5に切り替え、先代のソケットAM4と同様に数世代のCPUをサポートする計画であることを明らかにしています。そんなソケットAM5ですが、どうやらAMDでは2026年から2027年の間に登場するZen 6アーキテクチャを搭載するRyzen 10000シリーズ(コードネーム:Medusa)においてもソケットAM5に対応する方向で開発していることが、リーク情報より明らかになりました。

Zen 6はMedusaというコードネームの下、開発中の次世代CPUで、現時点で明らかになっている情報としては、TSMCの3nmまたは2nmプロセスを用いて製造される予定です。各CCDに内蔵されるコア数は現行と同じ8コアのほか、16コアや32コアなど、CCDに内蔵されるコア数が大幅に増える予定となっています。

また、デスクトップ向けではZen 5 CPUでボトルネックとして挙げられていたI/Oダイが大幅に刷新される見込みで、2.5Dパッケージングを採用するほか、内蔵GPUにはRDNA5(UDNA)が搭載されると言われています。

このようにZen 6では多岐にわたる変更が加えられたCPUになることから、対応ソケットが新しいものに変更されることが懸念されていましたが、リーカーのKepler氏によるとZen 6は2026年末から2027年上旬発売に向けて開発中であり、対応ソケットはAM5のままになることが明らかになっています。

Zen 6がソケットAM5に対応することで、同ソケットは3世代に渡るCPUをサポートすることになり、Zen 4やZen 5を利用するユーザーがZen 6へスムーズに乗り換えることが可能になります。そのため、性能や価格次第ではRyzen 5000シリーズのように人気のCPUになる可能性があります。

なお、競合のIntelでは2024年からLGA1851ソケットをArrow Lake-S(Core Ultra 200S)向けにリリースしていますが、何世代先のCPUまでサポートするかは不明です。最悪のケースではArrow Lake-Sのみをサポートし、2026年発売のNova Lakeからは新ソケットに移行するとも言われています。そのため、数世代に渡ってCPUをサポートするAMDの姿勢は、可能な限りマザーボードなどのパーツを長く使いたい自作PCユーザーにとって高く評価できる取り組みと言えます。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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