Zen 6 世代の Ryzen 10000 シリーズは最大24コアに? I/Oダイは巨大化で性能向上

  • URLをコピーしました!
目次

Zen 6 世代の Ryzen 10000 シリーズは最大24コアに? I/Oダイは巨大化で性能向上

AMDは2024年にZen 5アーキテクチャーを搭載するRyzen 9000シリーズを発売しましたが、2026年ごろに登場が噂されている次世代CPUであるZen 6アーキテクチャーを搭載するデスクトップ向けのRyzen 10000シリーズ (Medusa Ridge)やノートPC向けに展開されるMedusa Pointに搭載されるCPUのコア構成やI/Oダイに関するリーク情報が登場しました。

Moore’s Law is DeadがAMD関係者から入手した情報によると、Medusa PointなどZen 6アーキテクチャーを採用するCPUには各CCDにつき12コアのZen 6コアを内蔵するとのことで、ノートPC向けのMedusa Pointではそれらが巨大なI/Oダイと組み合わされたチップレット形式が採用されるとのことです。また、製造プロセスはTSMC 2nmを採用予定とのことです。

Medusa Pointと見られるチップ図では1個のCCDと巨大なI/Oダイが隣り合わせでパッケージングされています。また、このCCDはノートPC向けのMedusa PointやMedusa Haloに加え、デスクトップ向けのMedusa Ridgeとも共通化されるとんことです。

デスクトップ向けRyzenでは長らく各CCDに8コア搭載し、CCDを2基搭載した上位モデルはZen 2以降、ずっと最大16コアで構成されていました。しかし、このMedusa Ridgeが登場すれば12コアのCCDを2個搭載することで、最大24コアにコア数が拡大されるほかRyzen 7 9800X3DのようなCCDを1基のみ搭載するモデルも8コアから12コアへ一気にコア数が増えることになります。

このCCDをノートPCからデスクトップまですべてのセグメントで共通化することで設計や作り分けなど設計から製造にかけてコストダウンが可能になり、TSMC 2nmなど高度な製造プロセスを採用することによるコストアップを抑える狙いがあると考えられます。また、全セグメントで同じCCDを採用するため、例えばMedusa PointなどノートPCにも3D V-Cacheの搭載が可能になるなど商品性向上にも寄与すると考えられます。

このZen 6アーキテクチャーを搭載するCPUは冒頭で紹介した通り、2026年ごろから投入されると見られています。

ソース

Nvidia RTX 5070 Ti Supply, AMD Zen 6 Medusa Point Leak, RX 9070 XT Release Date | Moore’s Law is Dead

https://www.youtube.com/watch?v=3yM9EKaazXw&t=5055s

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 勝利を約束されしCPU
    9000x3Dスルーさせるか迷うレベルの高性能さだと思う
    ベンチマークが伸びまくると思うけどどこまで伸びるか良い意味で未知数

  • でもぶっちゃけ9800X3Dで困ることあんま無いしなぁ
    シティーズスカイライン2とかは快適になるやもしれんが

コメントする

目次