AMDでは2022年8月29日からZen4アーキテクチャーを搭載するRyzen 7000シリーズを発表する予定ですが、このRyzen 7000シリーズの内、最上位モデルとなるRyzen 9 7950Xの最大動作クロックやCPU-Zスクリーンショットが出現しました。
Zen4最上位モデル、Ryzen 9 7950X
AMDではZen4アーキテクチャーを採用するRyzen 7000シリーズの各モデルや価格などの詳細情報を2022年8月29日に発表し、9月27日から日本を含め世界各国で発売を開始する予定です。
このRyzen 7000シリーズでは最上位モデルでは5.5 GHz以上の動作クロックを実現する事や、IPCについてはZen 3と比べると約8%向上し、ワットパフォーマンスについては25%向上を目指してIntelが同時期に投入する予定の第13世代CPU、Raptor Lake-Sに対抗すると見られています。
今回このRyzen 7000シリーズの中で最上位モデルとなるRyzen 9 7950Xの最大動作クロックとCPU-Zのスクリーンショットがリークとして出現しました。
設定上最大の動作クロックは5.85 GHzに。F-Max Offsetが有効なら更に高める事も可能?
中国のWeibo上でにAMDのRyzen 9 7950Xの動作クロックに関する情報が掲載されたようです。
ここでは主に動作クロックに関する情報が掲載されており、Ryzen 9 7950Xにおいては最大動作クロックであるF-maxが5.85 GHzに設定がされるとの事です。
このF-maxについてはRyzen 5000シリーズにおいてはF-max offsetと呼ばれる設定で更に高める事が可能なため、Ryzen 7000シリーズで設定方法などに変更が無ければ6.0 GHzなどさらに高い動作クロックを設定する事が可能になると見られています。
CPU-Zの画像も出現。AVX-512にもしっかり対応
Weibo上にはRyzen 9 7950XのCPU-Zスクリーンショットも掲載されていたようです。このCPU-Z上ではすべての情報が正しく読み込めていないため、Max TDPなどが空欄となっていますが対応命令セットではZen4から対応が開始されるAVX-512の記載されていたり、動作クロックなどは表示されています。ただ、表示は4.85 GHzと定格の4.5 GHzを上回っており、CPUに負荷を掛けている状態にあると考えられます。
AMDのRyzen 7000シリーズについては現地時間では8月29日 19:00(東部標準時間)、日本時間では8月30日 8:00より発表会が開催される予定で、この中でRyzen 7000シリーズの詳細について明らかにされると見られています。
Ryzen 7000シリーズの動作クロックについては過去に最大5.85 GHzに設定されたサンプルがあるとAngstronomicsと言うサイトでリークされていましたが、この情報が正しかったようです。
5.85 GHzと言うとIntelのRaptor Lake-Sの最上位モデルCore i9-13900Kの5.8 GHzを0.5 GHz上回っておりかなり高い動作クロックとなっています。Core i9-13900Kについては既に6.0 GHz越えにオーバークロックされている情報もありますが、このRyzen 9 7950Xはどこまでオーバークロックできるポテンシャルがあるのか気になる所ですね。
PS5は6000円値上げされますので、買えるかは分かりませんが欲しい人は早めにエントリーする事がオススメです。(転売屋からは買っちゃだめですよ)
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