Zen 3+搭載のRembrandt APUはRyzen 7000シリーズ? HP製PCから判明

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AMDでは2022年1月に開催されるCES2022にて、Zen 3+アーキテクチャーを採用したAPU、Rembrandt APUのリリースが予定されていますが、その製品名についてはRyzen 7000シリーズと呼ばれる可能性が高まっています。

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HPサイトに掲載されたRyzen 7000シリーズ

2021/12/1更新:Ryzen 6000シリーズと呼ばれる可能性が高いようです。HPサイトの情報はプレースホルダだった可能性大。

Zen 3+CPUはRyzen 6000シリーズと呼ばれる模様。 ASUS製PCから判明

 

AMDでは、2022年1月に既存のZen 3アーキテクチャーを6nm化し、改良を施したZen 3+アーキテクチャーにRDNA2を搭載したAPUをリリースする予定となっています。このAPUはコードネームRembrandt(レンブラント)と呼ばれていおり、Zen 3+アーキテクチャーのCPUとRDNA2グラフィックスを組み合わせる他に、メモリーには新たにLPDDR5、USB 4.0規格への対応そして、ソケットがFP7に変更がされるとのことです。

CPU性能は既存のZen 3を改良したZen 3+という事で大きな性能向上は見込めませんが、GPU側はVegaからRDNA2にアーキテクチャーが最新化されているためグラフィックス性能の大幅な向上が見込まれています。

HPの一体型PCでRyzen 7000 APUが採用予定

Ryzen 7000シリーズに関する情報が掲載されたのは、HPの公式ホームページ上でmomomo_us氏によって発見されています。

HP公式ホームページ上でRyzen 7000シリーズCPUが搭載されると記載されているのは、一体型PCであるHP All-in-Oneシリーズで、Ryzen 7000シリーズCPUかIntel第12世代CPU(Alder Lake)が選択可能となっています。

このRyzen 7000シリーズですが、掲載されているPCの性格上、デスクトップ向けCPUでは無くモバイルPC向けのCPUが搭載されると考えられ、このRyzen 7000シリーズがZen 3+CPUとRDNA2 GPUを搭載したAPUであると見られています。

Ryzen 6000シリーズは3D V-Cache搭載に割り当てられる?

Ryzenでは現行の5000シリーズがデスクトップとモバイル向けに割り当てられており、次に登場するCPUはデスクトップ向け、モバイル問け共に6000シリーズと名乗ると見られていました。しかし、HPに掲載された情報ではモバイル向け製品はRyzen 7000シリーズとなっています。

このように6000シリーズが飛ばされている理由としては、最も考えられるのが3D V-Cacheを搭載するZen 3 CPUの存在です。AMDでは既存のZen 3 CPU上にL3キャッシュとは別にV-Cacheと呼ばれる各CCD上に64MBのキャッシュを搭載するモデルが用意されています。

この3D V-Cache搭載Zen 3 CPUはアーキテクチャーはZen 3から何も変わらないと見られている一方で、Ryzen 7000シリーズと呼ばれる予定のAPUでは6nm化と改良が施されたZen 3+ CPUが搭載されます。また、同時にGPU側はVegaからRDNA2に変更されるため、両者の違いをより明確化するためにAMDではV-Cache版RyzenをRyzen 6000シリーズ、Zen 3+CPUとRDNA2を搭載するAPUをRyzen 7000シリーズと分けていると考えられます。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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