次世代XBOX はARMベースのSnapdragonがCPUに採用される可能性。一方で互換性に懸念も

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次世代XBOX はARMベースのSnapdragonがCPUに採用される可能性。一方で互換性に懸念も

Microsoftは同社が発売するコンソールゲーム機のXBOX Series Xについて2020年11月に発売され、既に発売から4年以上が経過し、次世代モデルの開発なども噂されている状況になっています。そんなXBOXの次世代モデルについてですが、どうやらMicrosoftなどは現行のx86系アーキテクチャーから電力効率が優れているArmベースのSnapdragonへ移行するなどプラットフォームの設計に大きな変更を加える可能性が、Qualcommの求人情報から判明しました。

MicrosoftとQualcommについてはWindows on Armでの協力に加え、Microsoftが発売するSurfaceシリーズへのSnapdragon Xシリーズの採用など非常に近しい関係にありますが、Qualcommが2025年5月12日に公開した求人では、同社のセールスやマーケティング担当としてSnapdragon採用製品であるSurfaceなどのプロモーションを行うと言う案内がされていますが、詳細を見るとSurfaceのほかに『Snapdragonで作られたXbox製品』と言う記載がされています。

このSnapdragonを採用したXboxが果たして据え置き版のコンソール版を指すのか、ハンドヘルド型のXboxなのか詳細は不明です。ただ、コンソール版でArmを導入する場合、Xbox OneやSeries X/Sなどで動作していたゲームは互換性を失うなど代償が大きすぎるほか、省電力化のメリットがあまりないことから可能性は低いと考えられています。一方で、ハンドヘルド型ゲーム機に関してはArmの持つ省電力性は大きなアドバンテージになると考えられるほか、PC版からの移植についてはNintendo Switch 2がArmベースのチップセットを搭載しているためマルチプラットフォームで計画されている場合もタイトルがラインアップされる可能性が期待できるなど、据え置き版よりはArm化の可能性は高いと言えます。

たただし、同じXboxシリーズ内に異なるCPUアーキテクチャの機種が混在することになれば、ハードウェア自体の開発コスト増大に加え、ゲーム開発者の負担も大幅に増加することが予測されます。そのため、仮にArmアーキテクチャへ移行する場合、Microsoftは据え置き型と携帯型の両方でアーキテクチャを統一するか、あるいはWindows on Armで採用されているようなx86系ソフトウェアとの互換性維持技術を導入することも考えられます。MicrosoftがXboxの将来についてどのような計画を立てているのか、その動向が注目されます。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今後WindowsはサーバーもクライアントもArmを主力にしてAMD64は徐々にフェーズアウトさせるぐらいに舵を切れば、XBOXも波に乗れるんぢゃない?
    (危うし、AMD! どうする、リサ?)

  • AMDは一時中止になったとはいえ、
    ARMCPU開発してるやん。
    来年もSound Wave投入予定やし。

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